相手はほめて伸ばしましょう。
前回、ご紹介した家事能力を棚卸した結果、必ずお互いの得意、不得意が浮き彫りになります。
前回、ご紹介した家事能力を棚卸した結果、必ずお互いの得意、不得意が浮き彫りになります。
ほとんどの場合は、女性の方が得意とすることが多いでしょう。
しかし、前回のブログでも述べたように、これから連れ添うパートナーです。さらには育児期間に必ず助けてもらわないといけない時期が来ます。結婚してから二人だけの時間のある間に、お互いの不得意な家事能力を伸ばしていきましょう。
ここで、相手の能力を伸ばすためのポイントをご紹介します。
①得意な方が自分の流儀を押し付けない。
各家庭によって、それぞれの親がやってくれていた手順、片づけ方等が異なります。「自分のやり方が正しい。」と押し付けるのではなく、不得意である相手のやり方を見てあげて、合理的な部分はその夫婦の家事ルールとして採用してあげましょう。（すべて相手のルールを押し付けられると、やらされている感が満載になります）
②少しでも出来たら褒めましょう。
料理を作ってくれた。洗濯物を干してくれた、畳んでくれた。食器を洗ってくれた。これらは、得意な方からすると『当たり前』でも、不得意な方からすると『精一杯頑張った』ものです。まずは、相手の頑張りに対して感謝の気持ちを述べましょう。「おいしいよ。こんな味付けあったんだね。どんな調味料入れたの？」しょっぱすぎると思った時、甘すぎると思った時、こんな風に話し始めてみましょう。「そっかぁ。塩で味付けしたんだね。その他にも、キッチンにおいてある鶏がらスープの素の顆粒とかでも味付けできるよ。」などなど。話し方一つで相手の受け取り方も変わります。
③相手と一緒に家事をしましょう。
『台所から追い出す』などはもってのほかです。最初は出来ないことが当たり前。積極的に相手を家事に参加させましょう。料理を一緒に作る（食材を切ってもらう、ゆでる時間を管理してもらう、などなど）、テレビを見ながら一緒に洗濯物を畳む、１人が食器を洗い、もう１人が食器を拭いて定位置に戻す。やり方はいろいろあります。共働きですから、平日に時間を確保することは難しいと思います。土日なども使って、不得意な相手に『技』を見せる機会を作りましょう。なお、『帰ってきたらすべてができていた』という状態を続けることは、次第に相手方がそれを『当たり前』と思うようになり、やってあげている方との心の溝を生みます。あまりお勧めしません。（相手の仕事が忙しい時に、サービスとしてやってあげることは夫婦円満の秘訣です）
不得意な相手を伸ばす作業は、新人の部下を育成するときと同じです。
誰でも「自分でやった方が早い！」と思う作業を、一生懸命後輩に教えますよね。その方が将来的に、自分の仕事がやりやすくなることを知っていますし、自分の評価にも繋がります。
会社でやれることを、自分のパートナーに対してできない訳がありません。後輩と違って、３０年、４０年連れ添うことが前提の相手です。２０代、３０代のうちに、多少の手間を惜しまずに育成することが、その後の人生の楽しさを決めますよ。
最後に人の育成に関する名著を紹介します。
デール・カーネギー「人を動かす」https://www.amazon.co.jp/%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99-%E6%96%B0%E8%A3%85%E7%89%88-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%AE%E3%83%BC/dp/4422100513/ref=sr_1_2?adgrpid=54364220118&gclid=Cj0KCQjwu-HoBRD5ARIsAPIPenfgqe3MyDIGY-6KgUIfWDsNBTkQqKxyUjLxLLTEc5THe6u8A9_fivcaAlMTEALw_wcB&hvadid=259296290088&hvdev=c&hvlocphy=1009279&hvnetw=g&hvpos=1t1&hvqmt=e&hvrand=8906748490502102795&hvtargid=aud-759242200006%3Akwd-334752587465&hydadcr=3637_10249163&jp-ad-ap=0&keywords=%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%AE%E3%83%BC+%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%8B%95%E3%81%8B%E3%81%99&qid=1561927821&s=gateway&sr=8-2
