過去、数回に渡って報告した総務省の家計調査が終了しました。
この半年間、本当に大変な調査でした。
調査される項目は、世帯の全所得、全資産、日々の消費履歴です。
最初の1ヶ月は、全生鮮食品のグラム数も計量しなければなりません。
また、備蓄品等も数量をすべて記入しなければいけません。
悪戦苦闘の模様は、以前のブログから。
この調査を半年協力してみて良かったことは、購入するときに「本当に必用か?」と、自分に問いかける習慣がついたことです。
以前のような『ちょっと買い』がなくなりました。
記入するのが面倒なので、自販機などで全く買わなくなりました(レシートが出ないので、記憶して漏れなく記入する必用があり覚えておくのが厄介)。
よって我が家の以前と同じ消費行動が、そのまま調査期間もなされていたかというと、それば違います。消費は減っています。
記録用紙に記入することが厄介すぎて、ペットボトル飲料水やスナック類などを消費しなくなったからです。
どの調査協力した家庭も似たりよったりだと思うので、家計調査の継続性は問題ないはずですが、所得と消費の関係は実態よりも少なく出ている(本来はもう少し消費している)と思います。
改善すべきは、特別なアプリ等を導入し、電子マネーで自動的に消費行動の履歴を残せるようにすることだと思います。
どの店でも使える電子マネーが今のところ無いので、まだ無理ですが、近い将来はそうなっていくことと思います。
今後100年にあるがないかという、日本全国での行動制限期間でしたので、『今後、100年以上参考にされる統計だ』という意識で今回の調査には協力しました。
本当に疲れましたが、いつも見ていた家計調査の統計が、どれくらいの労力と、どれくらいの精度で実施されているのかの実態をつかめましたので、やってみて良かったとは思います。
でも、この調査は今時もっと効率化できるな…。
以上