ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

13.子供の個性は生まれた時から

 先日、次男の1ヶ月検診がありました。すくすくと育ってくれていて、うれしい限りです。

 

 

 

 子供が生まれると、「目元がお母さんに似ているね」「口のあたりはお父さん似かな?」など、親戚や友人から様々コメントが寄せられます。

 

 自分達の子供だから、兄弟姉妹で似ているのが当たり前。と思われている皆様。子供たちの個性は、生まれたその日から千差万別です。

 

 昔から、「鳶が鷹を生んだ」などという言葉もあるように、親の能力と似ても似つかぬ能力を持って生まれる子供もいますし、「蛙の子は蛙」というだいたい親の能力と同じような適性を持って生まれてくる(この場合の方が圧倒的に多い)こともあります。

 

 中学、高校と競馬の血統学にはまっていた私は、父親と母親が同じでも、子供の走る能力がまったく異なる。といった事例をたくさん見てきました。

 

 自分達の子供の能力もそのとおりで、50%ずつ遺伝子の異なる兄弟姉妹では、生まれた時から能力にかなりの分散があります。

 

 100人も子供がいれば正規分布曲線にはまってきて、能力の夫婦間平均への回帰と、分散が明らかになるのでしょうが、たった3人ではどこに平均があったのかはわかりません。それでも、それぞれの能力が異なることだけは、はっきりと分かります。

 

 前述の競走馬と違って、人間の能力は「足が速い」の1点のみで評価されるものではありません。父と母の持っている「強み」「弱み」を遺伝として確率論的に相続し、加えて遺伝の面白いところである「能力がかけ合わさったことによって、弱みが強みに変わる」「飛びぬけた才能を発揮できる分野をたまたま持って生まれる」などと言ったことが起こります。

 

 我が家の子供が1人だけだった時、自分達の子供の能力の代表値は、当然、長男だけでした。「自分達の子供はこういう能力で、こういう性格」という、ある意味思いこみの認識が生まれました。

 

 長女が生まれ、次男が生まれてみると、自分達の子供にも持って生まれた能力の「強み」「弱み」の違いが様々あるんだな。という認識が強くなりました。自分が想像していたよりも、持って生まれた個性にバラツキがある。

 

 長男は、鳴き声が大きく、体力があり、マイペースで、0歳の時から自分の確固たる世界を持っていました。長女は、生まれた時からコミュニケーション能力に優れ、その能力はますます伸びていき、2歳前には長男がまったくしなかった嘘泣きによる条件交渉を行うようになりました。

 

 この時点までは、「男女の差って面白いね」という感じだったのですが、次男が生まれてみると、まだ1ヶ月ですが、こちらも「コニュにケーション能力あり」といった印象です。鳴き声は大きさは普通で、泣いていても大人が近づいてくると一度泣くのをやめて、抱っこしてくれないとまた泣いてみて、抱っこしてくれると泣き止む。こういった感じです。

 

 長男は、周りから人の気配がなくなると「僕、おいていかれてます!命の危険があります!」と言った感じで鳴き声がサイレン(警報)のようにどんどん大きくなり、トイレに行くために1~2分置いただけなのに、大事件が起きた可能ような大騒音。そのあと抱っこしても何をしても、なかなか泣き止んでくれない。みたいなことがしょっちゅうでした。(今では、いろいろなことを気遣ってくれる優しいお兄ちゃん。子供3人のリーダーです。小さい時に泣き虫だったからと言って、いつまでも泣いてばかりではありません!)

 

 家族の中での役割が、その子供の性格形成に効くと思いますし、男女の差も当然あると思いますが、子供の個性は生まれたその日からだいぶ違うものだ。と、感じた3度目の新生児育児期間1ヶ月経過後の感想でした。

 

以上