ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

14.赤ちゃんの夜泣き

 0歳の育児で最も大変なことは夜泣き対応です。

 

 睡眠時間が削られると、人間は正常な行動、判断がしにくくなります。情緒不安定になると、ダメだとわかっていても赤ちゃんに対して感情的になってしまうことが多々あります。

 

 今回は、残念ながら解決のノウハウを提供できるものはありません。我が家はこうでした。という経験のご紹介になります。

 

 まず、長男。この子は非常に泣き声が大きく、出産後、入院中に、あまりに泣き声が大きいので、大学病院の助産師さんが、睡眠中の母親に確認せずにミルクを与えたという伝説付き(助産師の友人の話では、こういった対応はまずやらないとのこと)。

 

 帰ってきてからも、抱っこをしているか、少なくとも親が目の前に居ないと大泣き。年配の方に「すぐに抱くから抱き癖ができるの。泣いていてもいつかは泣き止むから泣かせておきなさい。」と言われ、ベットに置いて泣かせていたものの、1時間以上たってもひたすら大声で泣き続ける。「本当に泣き止まないんだねぇ。」と年配の方も呆れ顔。結局、断念して抱っこしました。もう、これは個性ですね。持って生まれた基礎体力が抜群でした。

 

 夜はというと、0か月~13か月まで、1時間~1時間半おきに起きて泣きました。抱っこをして、30分かけてようやく寝かせつけ、布団に置けたとしても、45分後にはまた泣く。この繰り返し。毎晩、7~8回起きるのが当たり前。3時間でも連続して寝てくれようものなら「昨晩は奇跡だった!」という話になりました。

 

 その頃、私はほぼ終電で帰る毎日で、深夜1時前後に家に帰ると、疲れ切った妻が待っていて、「私は寝る!」と長男を渡され、自分はワイシャツを脱ぐのもそこそこにソファーに長男を抱っこしてもたれかかり寝る。というような日々でした。

 

 その後、妻と『朝4時に交代』というルールを決めました。私は、残業があろうと、飲み会があろうと、朝4時に妻と交代し、朝7時までは妻を3時間寝かせる。その間に朝食を作って、7時に妻を起こして朝食を取り、8時前に出社。という生活のリズムになりました。

 

 当然、やつれていく日々・・・。後輩から『死にそうな顔していますよ。』と、声をかけられていました。

 

 その時の唯一のモチベーションが、『2月からは育児休職する!』というものでした。

 

 2月になったら一区切り。2月になったら4月まで長男とのんびり過ごせる(とんでもない勘違いで、どんなに睡眠時間が短くなろうと、仕事をしている方がずっと楽です)。

 

 長男は、13か月まで夜泣き対応の日々が続きました。いつになったら終わるんだろう・・・。と、悲壮感溢れる日々でしたが、「あれ?昨日は2回しか起きなかったね。」みたいな日が突然現れ、次第にしっかり寝てくれるようになりました。

 

 次に長女は、生まれてから3ヶ月はそこそこ寝てくれました。「なんていい子。」と思っていたら、生後4ヶ月頃から16か月まで、長男と同じような夜泣きとなりました。長男が3歳になったばかりだったこともあり、私の帰宅が遅い日が続いた生後3ヶ月の時期に、長女に授乳しつつ(いわゆる添い乳)、長男を寝かせつけたのが悪かったのではないか。という推測をしておりますが、何が原因で夜泣きが激しくなったかはいまだにわかりません。

 

 長女の時も『朝4時に交代』ルールを徹底しました。

 

 さて、現在の次男はと言いますと、今までの2人よりもずっと楽です。泣き声も小さく、10分もすると泣きつかれて寝てくれたりもします。「今までの2人にない現象!」と、一般的な話に近い赤ちゃんをみて「こういうことか!」と思ったりしていますが、今後どうなるかは全くわかりません。長女のようにどこかで夜泣きが激しくならないことを祈るばかりです。

 

 

 

夜泣きに悩んでいる皆様へのアドバイス(解決策ではなく、夜泣き対応です)

 

①寝室は分けましょう(できればドアを2枚挟む)

 寝室に乳児と一緒に寝ていると、全員が寝不足になります。乳児と一緒に寝る部屋と、親がガッツリ寝る寝室を分けましょう。我が家は、リビングに乳児と夜泣き当番担当者、廊下を挟んだ寝室に熟睡権利者、としました。廊下を挟んだおかげで、ドアが2枚になり、寝室まで泣き声があまり響かない状況を作れました。

 

②3時間熟睡できる時間を夫婦ともに持ちましょう

 人間は3時間集中して寝られると、だいぶ体力が回復します。例えば我が家のように、残業が多く終電帰りの日々が続いても、深夜1時に寝られれば朝4時まで3時間寝られます。また、朝4時に妻を寝かせてあげられれば、朝7時まで3時間、しっかり寝かせてあげることができます。

 

③完全母乳は出来ればさけたい

 完全母乳になると、夜泣き対応しているときに、父親ができる技が抱っこ以外に無くなります。長女の対応が厳しかったのは、3ヶ月頃から哺乳瓶での授乳を拒否するようになり、意図せず完全母乳となってしまったことでした。長男の時は、泣いて起きたら「とりあえずミルク!」という感じで対応していたのですが、長女の時はその手が使えず、ひたすら抱っこして歩き回ることになりました。これが辛かった。(ミルクはソファーに座ってあげられるので、うとうとできる)

 

 

 子供の夜泣きは、夫婦の協力なしには対応できません。父親の根性の見せ所だと思って頑張ってみてください。

 

 

以上