家族3代でスキーに行ってきました。
小さい子供を抱えているため、いつもは利便性優先でホテル直結のゲレンデを選びますが、今回は私の父のコーディネートによりスキー体験重視のチョイス。
確かに雪質は最高。
近年滑っていた人工雪のジャリジャリではなく、フワッとして、踏むとキュキュっと音がなるパウダースノー。
1人だけで滑るのであれば間違いなく楽しめる良いゲレンデでした。
そして周りは外国人だらけ。
ほとんど英語、たまに中国語。
宿のオーナーいわく、「今週末は三連休だったから日本人が半分くらいはいるけれども、平日はほぼ外国人だよ」とのこと。
「ここらのペンションオーナーも、半分近く外国人に変わったよ」とも話されていました。
外国人オーナーが増えているにも関わらず、空き家のペンション(バブル期の遺産)が目立ったので、日本人だけでは世代交代が進まず、厳しいエリアなんだな、とも実感しました。
閉鎖したペンションを中古で買ってリノベーションするのは欧米人のオーナー…ということなのでしょう。
それでも団塊世代のオーナーの引退は続き、空き家は増える。
宿のオーナー曰く「リフト料金が年々高くなっている」とのことで、昨年のパンフレットの価格に対して、今年のリフト料金は8%以上値上げされていました。
電気代もかかるし、人件費もかかるし。しょうがない。
でも一番大きいのは円安とインバウンドパワーでしょうね。
ドル換算で言えば、欧米からの旅行者にとって、すべてがディスカウント価格。
何日泊まっても、何回滑っても、安いものだと思います。
毎年値上げしてもまだまだ安い。
それくらい日本は安くなりました。
給料も物価も…。
ここから先、英語というツールを身に着けているかどうかで、グローバルスタンダードな給与水準にアクセスできるか、日本基準でとどまるか、大きな差ができ、それはもう埋まることはないでしょう。
民主党政権時代(2010年頃)の給与水準はドルベースでアメリカとそこそこ張り合えましたが、現在では2倍以上開いています。
アベノミクスは円安政策です。その結果として日本は安く、国民は貧乏になりました(貯金したお金で海外旅行に行くと資産価値が目減りしていたことに気がつく)。
国民が円安政策を支持し、インフレ政策を応援し、自民党に票を入れ続ける限り、ドルベースの日本国内給与水準は下がる一方になります。
日本において高い給与を稼ぐには、英語を流暢に操り、外資系企業に務めるか、観光地でインバウンド向けの商売をするか。
さらに海外に飛び出せば、より簡単に日本のガラバゴス給与水準からの脱却ができるようになる。
ここに至って、ようやく日本の若者は世界を目指すようになるんだろうな…。
結局、日本を飛び出ることにメリットがあれば、明治時代の若者のように若者は世界を目指す。
世界から圧倒的に離されて、ようやく日本人は島国が出ようという意思を固めるのかもしれない。
ミレニアル世代の我々が踏め出せなかった一歩を、Z世代は簡単に踏み出していく?
今自分が大学生だったら、休学して1年くらいオーストラリアでもカナダでもアメリカでも語学留学に行くなぁ。
給与水準が違いすぎる。
しかし…アラフォーの自分としては、やっぱり英語の取得は困難なので、AI翻訳に頼ります。
ミレニアルの弱さ、限界。