ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

363.代官山は若い!

昨日、長年使っているベビーカーのメンテナンスに購入した店舗へ。

 

次男をベビーカーに乗せて代官山駅を降りてみると、友達と待ち合わせをする女子高生、女子大生であふれていました。

 

コロナ感染状況が悪化する中でも、もう代官山にはいつもの『日常』が広がっている。

 

なんか、久々にこの感じを見るなぁ。と第三者的な目線で眺めている自分に、「自分がこの世代とは完全に分離してしまった」ことをしみじみ感じました。

 

今でも「大学時代」、「研究室時代」を昨日のことのように感じますが、賀茂川に飛び込んで観測していたあの頃は、すでに15年以上前・・・。

 

長男が10歳ですからそうなりますよね・・・。

 

 

 

さて、ベビーカーを修理してもらっている間に、そこらのお店を見て回ると、かなり空き店舗が目立ちました。

 

また、高級物販店だった区画が、雑貨、生活用品、子育て世代向け、などに入れ替わっていて、『普通の街』に少しずつ移行している感じがしました。

 

これだけ若者が街に戻ってきても、以前のような消費活動までは程遠い状態なんですね・・・。

 

 

 

デベロッパー勤めとしては、いつも『どうやれば特色ある街に出来るか』という課題を抱えます。

 

個人店舗がどんどん閉店していく今日、どこもかしこも均質化しやすく、どこに行っても一緒(つまり、地元と変らないから出向く価値も少ない)。となりがち。

 

特色ある街には、①日本に数店しかないトップブランドが出店している、といった銀座、表参道、渋谷代官山みたいな作り方と、②熱意ある個人店舗が多い、という下町的な作り方があると思っています。

 

大規模デベロッパーが開発すると、与信の問題から個人オーナーとの契約が困難となり、大規模チェーンばかりが並ぶ街の姿となります(つまり街の特色がなくなる)。

デベロッパーに出来ることは一つだけで、日本初進出!、エリア初進出!と言ったハイエンドな世界的ブランドなどを連れてくることです。

個人店の味の詰まった下町的な開発は絶対に出来ません。

 

近年話題の渋谷宮下パークのコンセプトは「横丁」ですが、どうしても「チェーン店が頑張った」という形ですので、新宿の「思い出横丁」のような雑多な濃密さは出せません。

 

デベロッパーが手を出した方がいい場所、手を出さない方が良い場所。

 

得意不得意がありますので、しっかり見極めながらやっていかないといけないと思いますが、代官山は今まで大手デベロッパーが手を出せる(価値を発揮できる)場所でした。

 

このまま生活感のある普通の街になっていくと、中小デベロッパーも含めて活躍できる街になると思いますが、代官山の『ハイエンド』な感じはなくなっていくなあ・・・。と思いました。

 

昔は長男をベビーカーに乗せてポール・ボキューズとかで食べてから帰るとか、いろいろ代官山の街を楽しんでいましたが、昨日はベビーカーの修理が終わりし次第、すぐに次男と駅に引き返しました。

 

また感染状況が落ち着いたら、ゆっくり散策に来たいと思います。

 

以上