我が家では、結婚して以来、夫婦でお互いに家計にお金を出し合って、家庭の運営コストを賄っています。
SPC(特別目的会社)制度と自分では名付けています。
だいたい夫婦でもらっている給与は同じですので、年度初めに「昨年度はこれだけ家族でお金を使ったので、今年度はこれだけ毎月SPCにお金を入れることにしよう。」と取り決めます。
私も妻も、基本は自分のお金は自分で管理していて、毎月、夫婦で決めた額を家計に入れる仕組みです。
家計は、エクセルで家計簿をつけており、家族としてSPCで支出したお金は、結婚以来すべて見える化されています。
お互いに、相手の個人口座(相手の財布)のお金はどうなっているか知りません。
自分の衣服代やオフィスでの昼食代、飲み会代などは自分の財布から出すことになっています。
さて、家計簿も昨年で11年間のデータが蓄積され、データマニアの私としてはいろいろな分析が出来るようになって楽しいです。
たとえば、夫婦だけの時から家庭の運営コストがどのように増えているかをご紹介するとこんな感じです。(我が家の浪費癖を公開するなと言われましたので、縦軸は隠します)
やっぱりSPCの毎年の支出額は増加傾向です。
また、昨年ははっきりと新型コロナの影響がい見て取れます。
養育費と旅費が激減。
養育費は、長男がコロナによって習い事や林間学校、スキー教室等に行けなかったことが大きく、旅費は帰省できなかったことで激減しました。
毎年の支出内訳をみるとこんな感じです。
引越しのあった年度は、居住費の割合が高くなっています。
ここで一つ、不動産屋的なアドバイスですが、居住費は家庭所得の30%以内にしましょう。
我が家では見てのとおり、SPCの支出割合として居住費は30%を超える水準にありますが、私も妻も個人口座側に残金がありますので、家計所得としてはどうでしょう・・・。20%以下くらいに抑えられているのではないかと思います。
居住費を20%以下に抑えることができれば、食費や養育費などにも少し余裕が出ます。
さらに家計簿をきちんとつけていると、もっと内訳を見ることもできて、例えば月々の電気代で見ると、家が大きくなるにつれ電気代が増加し、戸建て住宅に引っ越してからの跳ね上がり方が顕著です。
戸建ては断熱性能が低いので、マンションに比べて電気代(空調代)がかかります。
さて、家計簿の結果を見ると、子供が増えるにつれて食費や養育費が増加傾向にあることが分かります(人数が増えるから当たり前・・・)。
もちろん、子供の数に合わせて部屋数も必要になるので居住費を右肩上がり。
次回の紹介では、子供が増えるに従って、どれくらいお金がかかるようになっているか、分析して紹介します。
家計簿付けていると、いろいろなことが見えてきて面白いですよ。おすすめです。
以上