一つ目
こちらは成澤区長にも直接メールしたことがあるものです。
育児休職を父母両方で取得した場合に、すでに保育園に預けている児童がいる場合は、保育園を休まなければならなくなる(お金は支払っているのにもかかわらず)現行制度は良くないと思います。
国として父親の育児休職取得を推進しているにもかかわらず、『2番目以降の子供で父親が育児休職を取得する際は、妻が仕事復帰することが保育園預かりの条件』としてしまうと、父親の育児休職取得が進みません。
私はワンオペで問題なくやれますが、家事育児スキルが見習期間のお父さんにとって、『自分が育児休職を取得したら、ワンオペになるか、第1子と第2子が両方とも家にいる状態になる』とすると、男性育児休職取得のメリットがなかなか感じられません。
ワンオペの自信がないお父さんが夫妻で協力して育児休職を取得した場合、保育園には第1子を預けられなくなりますので父親が第1子をみて、母親が乳児をみる。というフォーメーションになってしまうことが容易に想像できます。
これでは全く母親にメリットがありません。乳児育児の負担がまったく減らない。
また、保育園に入園している児童を継続的に保育園に通わせようと、父親が育児休職を取得すると同時にバトンタッチで母親が仕事に復帰することになります。これは理想だと思います(我が家は3回ともこのパターンです)が、ワンオペの育児に自信が持てない父親にとっては、かなりハードルが高いでしょう。
そのため、第1子で育児休職取得の機会を逃した共働きの父親は、第2子以降、なかなか育児休職を取得できない環境になっています。
これでは男性の育児休職取得が進みません。
是非とも制度を改善して頂きたいと思っています。
二つ目
『育児休職を取得した場合の育成室強制退室制度』を無くして頂きたい。
育児休職がスタートする際は生後2ヶ月(首も座っていません)です。そこからいくらか成長しても、0歳児を連れて小学校低学年児童と一緒に行動することは極めて困難です。
0歳児と小学生の体力が違いすぎます。
たとえ現在のように生後7ヶ月になったとしても、夏場の暑い時期、冬場の寒い時期、小学生の体力に合わせて0歳児を連れ出して公園で遊ぶことは困難です。
親が育児休職で家庭にいる状況なのだから、保育預かりサービスの『アクティ』や『児童館』を使って保育すればよい。という判断だったのかと思いますが、今回みたいな事態では完全に詰んでしまいました。
政治家の方々に再度認識頂きたいことは、『0歳児の保育を行うことは、会社で仕事をしている状況よりも労働環境として劣悪なのだ』という事実です。
育児休職期間中は、会社で仕事をしている期間中よりも精神的に追い込まれた状況にあります。
それにもかかわらず、『育児休職期間中は仕事をしている時よりも家庭内に保育余力がある状態である』という認識に立って制度設計することはナンセンスです。
もう少し乳児保育の実態を理解した制度設計をしてもらいたいです。
以上