ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

20.第一子の育児休職取得の際

 長男が生まれる前から、育児休職を取ると決めていましたが、いざ取得するとなるといろいろと大変でした。

 

 まず、前例がない。男性社員で育児休職を取得することに対して欠員補充がない。部署として、どう対応してよいのか、会社としてどう対応してよいのか、ノウハウがない。

 

 当時はたった4人のチームで、150人以上の組織の総務業務(テナントとしての建物賃貸契約、清掃、警備等の諸契約、サーバー管理、アカウントの払い出し・削除、個人資格の新規取得・更新履歴管理、年休取得状況管理、社員の健康診断申請取り纏め、役員秘書業務、夏・冬の組織イベント幹事、歓送迎会の幹事、その他諸々・・・)に加え、会社が保有している全アセットの暦年収支状況の集計、賃貸部門の事業計画及び決算集計、賃貸部門中期経営計画の作成と、とんでもない量の仕事をこなしていたので(だから、年間残業時間が800時間くらいにとどきそうな状況が生まれました)、その中から一番若手の私が約3ヶ月間離脱するというのは、並大抵の稼働整理では追い付かない状況でした。

 

 チームの先輩たちが、私の育児休職取得に対して一番の理解者だったことは大変幸せなことでしたが、全体としてはなかなかスムーズにはいきませんでした。

 

 育児休職取得の際は、妻が安定期に入った時から「来年の今頃から育児休職を3ヶ月程度、取得させていただきます。」と、繰り返し主張していました。しかし、時期が近付くにつれ「本当に取得するのか?」という周りからの質問が増えました。

 

 以前にもご紹介したように、当時の育児休職取得申請は「出産休暇取得申請書」からしか申請できないものでした。

 

 男性が「育児休職」を取得するということは想定されていませんでした。

 

 会社としても、部署としても、男性で初めて育児休職を取得する社員への対応は、四苦八苦だったと思います。

 

 部屋に呼び出されて「お前は組合社員で会社人生を終える気か?」というような忠告を頂いたこともありました。「大丈夫です。そういう事態なったらすぐに転職しますので。」と、サラッと返しましたが、通常の神経であれば結構プレッシャーになる一言だったと思います。

 

 半年前くらいから、自分のスケジュール表に当該期間の長期休職を登録し、「自分は本当に育児休職に入るぞ!」という主張をし続けました。

 

 最終的に、「男性初の育児休職取得者」の誉れ高い(?)ポジションを得て、2月1日から育児休職を取得し、保育園の慣らし保育を経て、4月下旬に復帰しました。

 

 妻は、1週間の引継ぎ期間の後、2月中旬から繁忙期真っただ中の会社に復職。私は人生初の0歳児育児に入ることになりました。

 

 この辺の苦労話はまた今度。

 

以上