今週、一緒に仕事をしている東京都の方が、育児休職に入られました。
行政が率先して男性の育児休職取得に動かれていることは大変良いことだと思います。
復帰は春とのことなので、「人生の価値観が変わりますよ!」と応援のメッセージを贈りました。
私が初めて育児休職を取得した2013年1月と現在では、男性の育児休職取得に対する社会情勢がまったく異なってきているように思います。
行政を中心に、制度設計にとどまらず、率先垂範して社会に広めようという強い意思が感じられます。
さらに、大きなポイントとして、私の現在の立場のような30代後半から40代前半の中間管理職(育児休職を申請したいと思った時に、本人が相談する直属上長)に、ちらほらと男性育児休職取得の経験者が存在し始めていることです。
これは、相談する側(20代後半から30代の若手)としても安心感のあることです。
また、チームに数か月休職者が出ることに対して、バックアップをどうするか、チーム編成を考る側としても、自分がかつてやってもらったことですので、「今度は自分がその立場!」と気合が入ります。
時間のかかる地道な努力になりますが、男性育児休職を普及させるためには、育児休職経験のある中間管理職を増やしていくことが、つまりは結局のところ今の若手に育児休職の経験を積んでもらうことが、将来の普及につながる施策であるように思います。
ちなみに上場企業とかであれば、組織長までいくと、社会の方向性に対する様々なセミナー等を受けていますので、自分に経験がなくても知識として男性育児休職取得を応援してくれることが多いと思います。
組織長は、「我が部からも男性育児休職取得者を出し、部全体でそれを応援できる体制を構築しました。」と報告できれば、社長からも総務部長からも評価してもらえるからです。
そして、直属上長(課長)は組織長から、「●●君の育児休職期間中は、チームでうまくバックアップしてあげること。」という指示を受けることになります。
育児休職取得に対する部全体のポジティブさ、ネガティブさの雰囲気作りは、まさにこの指示を受け取った『課長』の態度如何だというところになります。
「よろこんで!」といえる課長を揃えていくことが、男性の育児休職取得には欠かせないと思います。
以上