第4波(アルファ株)では、大阪府、兵庫県、北海道の3都市が圧倒的に被害が大きく、地方自治体として課題を抱える状況でした。
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さて、第5波が収束した時点の各都道府県の状況(100万人当たりの死者数)は下記のとおりです。
横軸は各都道府県の高齢化率です。
第5波までの累計では、より高齢化率との逆相関が強くなりました。(青の近似直線の傾きが急角度になった)
高齢化率が高い自治体ほどコロナ対策のコンセンサスが得られやすく、結果として高齢者の死亡者数が少なくなる。という状況が継続して見られるほか、高齢者に先行してワクチン接種を進めた結果も出ていると思います。
都道府県民100万人あたりの死者数(累計)でみると、ワースト1位は引き続き大阪府、ワースト2位は北海道ですが、ワースト3位が兵庫県から沖縄県に入れ替わりました。
第4波と第5波の状況を抽出したデータは下記のようになっています。
第4波で極めて状況が悪化していた大阪府、兵庫県、北海道は、第5波では改善し、他の都道府県とほぼ同等の死亡者数まで死者数を下げることができました。
第4波よりも第5波の方が死者数が増えてしまった都道府県は少なかったのですが、最も悪化したのは沖縄県、次に悪化したのは東京都、以下、千葉県、神奈川県と続きます。
東京都はオリンピックの影響はなかったという建て前を取っていますが、この結果を見ても影響は見て取れますね。
ちなみに、第5波(デルタ株)の世代別の致死率については下記のブログを参照ください。
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オリンピックの影響についての以前の分析はこちらから。
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第6波(オミクロン株)がこれ以上酷いことになりませんように…。
以上