今週のお題「自由研究」
さて、だいぶ以前に下記のブログで「夫婦の家事育児時間に不公平がないか定量的に計ってみたいと思う」と書きました。
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
それから約2カ月が過ぎ、毎日コツコツと記録していた結果が次第に見えてきました。
当該ブログのコメントで、パートナーから「妊娠期間中や新生児育児期間中の負担の偏りが評価期間から外れているなど、公平な調査ではない」という指摘が上がっていますが、それは受け止めつつも『今現在はどうなっているか』ということに着目して、『とりあえず計ってみる!』とスタートしました。(パートナーの同意を得ないままの個人的な活動)
調査方法
平日の家事育児のコアタイムは、朝7時~8時半まで、夕方18時~子供が寝るまで(22時くらい)の約5時間30分です。
朝7時より前から始めるお弁当作りなどは、子供が起きていない『自分の時間』を使っていますのでカウント外です。
土日のコアタイムは、子供が起きてから(朝8時くらい)子供が寝るまで(夜22時くらい)の約14時間です。
平日5時間30分、土日14時間のコアタイムを家事育児に充てて±0カウント。
このコアタイム中に、家事育児をせずに、自分一人の活動(趣味や残業、出張、WEB飲み会等)に時間を割いた場合は、その時間分マイナス。
逆に平日に稼働を調整して家事育児に割いた場合(子供の発熱、保護者会、PTAなど)は、その時間分をプラスしました。
2ヵ月間の調査結果
日々のお互いのパフォーマンスをコツコツ記録していくと、結構納得のいく結果が出てきました。
私と妻の『差』ですが、この期間は私の方がずっとプラスですので、私の方が家事育児に充てた時間が長い。という結果にはなりました。
ただ、『差』がどんどん大きくなり続けるわけではなく、ほぼ一定の幅で推移していますので、基本的には夫婦共にほぼ同じ時間を家事育児に充てていたということが分かりました。
妻はこの2カ月間、コアタイムからの乖離が+3時間程度ですので、ほぼコアタイムを家事育児に充ててくれていたことが分かります。
私は+20時間弱でしたので、コアタイムに加えて20時間程度の時間を家事育児の対応時間に割いていたことも分かりました。
見えてきた課題
■平日のコアタイム設定の在り方
平日朝7時~8時30分まで、夕方18時~22時のコアタイムの設定は、在宅勤務でないと成立しないという辛さがあります。
出勤する場合、通常のリズムでは朝8時に家を出て、18時30分に家に帰ってくることになりますので、出勤するだけで毎日▲1時間となってしまいます。
もし出勤することが当たり前の世の中に戻った場合、コアタイムの調整は必要だと感じました。
別の見方をすれば、通勤の必要がない『在宅勤務』という働き方は、育児世帯にとって大変貴重な勤務形態であり、この働き方を出来るか出来ないかによって、生活の充実度が大きく異なってくる。ということが分かります。
■いつ残業をするか
私の7月の残業時間は約35時間でした。
この生活をしていてどこで残業をしているの?と思われるかもしれませんが、子供が寝た22時以降、子供が起きるまでの時間でテレワークしています。
いつでも働き、いつでも子供と遊ぶ。そんな感じです。
いつも仕事のあれこれが頭をめぐっています。いつでもスマホのバイブレーターが鳴り、仕事のチャットが更新され、土日だろうが夜中だろうが、自分に空き時間があるときにはすぐに返答する。
そんな働き方になっています。
これからのノマドワーカーはこんな感じなんだろうな・・・。と思いつつ、たまには頭をスッキリさせて『いま!自分はなにもかも忘れて休んでいる!』と思えるような解放される瞬間も欲しいような・・・。
■自己研鑽の時間はどこに
基本は子供が寝てから子供が起きるまでの時間だったのですが、仕事の時間が割り込んできていて、以前のようには自己研鑽の時間を確保できなくなりました。
ちょっと不満が溜まります。
ただ、例えば土日の午後、次男をおんぶで昼寝させている2時間くらいの間などであれば、二宮金次郎スタイルで本は読み放題です。
気持ちさえあれば、どんな環境でも知識の更新は可能です。
趣味の時間は・・・?
残念ながら、自分の趣味の時間はまったく取れていません。
フットサルや馬術など、時間さえあればやりたいことはたくさんありますが、今のところ子育てでいっぱいいっぱい。
むしろ、大学時代には365日朝から晩まで馬の世話をしていた生活が、今では子供の成長を眺める日々に替わっただけ。ともいえるかもしれません。
私自身の趣味は、今では子供の成長観察?
子供が友達同士で自立して遊ぶようになったら、フットサルなど、自分1人(+同世代の友人)で遊べる趣味に戻りたいと思います。子供が一緒に遊んでくれなくなると寂しくなるんだろうなぁ・・・。
この生活はいつまで続くか
新型コロナウイルスの蔓延によって始まった在宅勤務中心の働き方は、いつまで続くのでしょうか。
会社の飲み会は、WEB飲み会を除けばもう1年半以上行われていません。
ただでさえ若手に人気のなかった会社の飲み会ですが、2年近く飲み会が行われなければ、それは企業文化にも根付いていきます。
たとえ社会状況が回復したとしても、以前のような全員出社、夕方から飲み会というスタイルには戻らないでしょう。
ただし、現在の状況が今後もずっと続くとも思えません。
もう少し出勤しなければならない状況になった時に、これだけ家事育児に時間を割く生活リズムにしてしまったものを、どうやって以前のリズムに戻していくか、少し課題だと感じています。
(完全に戻るわけではないと思いますが、今よりは出勤が多くなると思うので、バランスをどこに持ってくるかが課題)
関連HP
以上