2回目の緊急事態宣言は、1月こそ人の移動が少なくなりましたが、2月の再延長以降はどんどん街中に人が出回りました。
しかし、大阪府知事が「関西圏は2月いっぱいで解除を!」と発言し始めた2月22日の週までは、どれだけ15時の街の人出が増えたとしても、1月初旬と同じ自粛効果が得られていました(逆解析の結果)。
これは、アルコールの提供は19時まで、飲食の提供は20時までとした夜間行動の自粛が極めて効果的だったことを意味していると思います。
ところが、2月22日の週以降は、昨年夏から続くファクターXの効果どまりに戻りました。
なんとなく、この辺りで皆さん我慢していた飲み会を再開し始めた感じですかね?
昼の人出が増えたとしても、夜間の飲食さえ絞り込めば新型コロナウイルスは封じ込めることができる。私のモデルからは、そのような結論になりました。
それでは今後はというと、ワクチン接種が早いか、第4波が早いかという微妙な状況。
ゴールデンウィークくらいには、また新規PCR検査陽性者が3000人くらいにまで増える予測となっています。
東京がもし夜22時くらいまで飲食可能となった場合は、もっと加速しそうな気も・・・。
昼15時の街中の人出は、新規感染者が一気に増えたクリスマス前後と変わらない水準まで増えてきてしまっていますので、それでも今の状況で踏みとどまれているのは飲み会の徹底した自粛効果以外には考えられないと思っています。
ここで、首都圏の夜間飲食を再開し、首都圏から地方都市への移動を再開したら・・・。
第4波の方がワクチン接種よりも早いかもしれませんね・・・。
ちなみに来週末あたりで第3波の実質的な致死率を算定してみたいと思いますが、第3波の致死率は2.0%を上回る可能性が高くなってきました。
PCR検査で陽性となった方のうち50人に1人が亡くなられている状況です。
※本モデルは致死率2.0%と設定
PCR検査で陽性と発覚してから、退院できるまでの日数はぴったり13日で推移しています。
第3波をようやく抑え込めた今だからこそ、第4波を防ぐための努力を怠らないようにしたいですね。
以上