先日、小学校の卒業生を中心とした地域支援組織主催のペットボトルロケットづくりがありました。
長男の完成作品
その中で感心したのが、ウェブのロケット教室の進め方です。
学校でペットボトルロケット教室の先生が説明し、それを30人以上の子どもたちが家からウェブ会議システ厶で見見て、事前に配られていた工作キッドを組み立てる。
というやり方なのですが、最初からトラブル発生。
学校の通信インフラが弱すぎて、先生のモニターが度々フリーズ。
子どもたちが一斉に「聞こえないでーす」「フリーズしてまーす」と大騒ぎ。
ペットボトルロケット教室の先生も、ウェブ配信は全くの不慣れで、作業手順が画面で見えにくい。説明も画面からでは分かりにくい。
どうするのかなぁ…これ。
と不安に思っていたら、スペシャリスト登場。
そこからの司会者の仕切りが、大変勉強になりました。
①まず、子どもたちのマイクをミュートにする
→しかし、子供も慣れたものですぐにミュートを解除して発言する
②発言する時は、名前と質問事項を1つだけ言うことを徹底させる
→名前を言って、きちんと質問するようにすることで不規則発言が一気に減る
③子供の質問は要点を聞き出して、先生に分かりやすく論点をまとめる
④先生に対して、子どもたちに伝わりやすいように、ビデオカメラに操作手順が大きく映るよう、大人の口からどうしたらよいか説明する
⑤同じ質問が来ないように、先生が解説した内容のポイントをまとめる
⑥全員の作業進捗を確認しながら、工程が終了した子供には手をあげてもらい、名前を読み上げながら全体のどのくらいの子どもたちが工程を終えたか先生に知らせる
(終わってない子どもたちに早く作業をするよう促す効果もある)
⑦半分くらいの子どもたちが工程を終えたところで、まだ上手く行かない子の質問を聞く
⑧先生が質問に答えている間に、8割近くの子どもたちが工程を終えた段階で、先生には次の工程の説明へと移ってもらう
(遅れている子どもたちは、先生が次の工程を説明している最中に追いつく)
⑨先生の説明が終わり、子どもたちが作業を開始したところで、遅れていた子どもたち向けに、説明書のどこを見れば書いてあるか、先生が教えたポイントは何だったかを解説する
場を収集し、1人からの質問で、他に同じ質問をしたかった子どもたちにも分かるようにまとめ、進捗状況をスムーズに把握し、タイムマネジメントを意識した次への移行と、作業が遅れている子どもたちへのキャッチアップのサポート。
ウェブ会議の特性を把握した完璧なファシリテートだった。
ペットボトルロケットよりも何よりも、その父ちゃんのスキルに感動してしまった。
午後は雨の中、ロケットを発射させに学校へ
以上