3連休に入る前の木曜日。
日経平均株価がバブル最高値を超えました。
とうとう39,098。
当然、過去最高です。
同日に昨年7月からスタートしたMBAショートプログラムの最終講義日。
講師からの締めの挨拶は、「今日、なんと超えましたね。」
というフレーズから入られました。
「完全にバブルですが、前回のバブルとは異なります。」
「前回のバブルの時は、若きサラリーマンだった私すら高揚感にあふれていた。今回は資産はインフレしているけれども、消費は全く盛り上がってこない。」
「前回は日本の景気が良くて、日本の消費活動が旺盛で、そして株高だった。今回は、世界の景気が良くて、円安で、日本のグローバルカンパニーが世界で稼いだお金を円換算すると過去最高益。ということで株高。」
「世界で稼ぎ、世界に投資しているから日本にはキャッシュが戻ってこない。足元の日本経済はインフレ圧力により消費減衰傾向で、まったく前回とは異なる。」
という、ごくごく真っ当な、そして残念な感じの締めくくりでした。
まあ、MBAプログラムの最終講義日に、日経平均株価がバブル期超えというのは出来過ぎだと思います。今後、ずっとネタに使えます。
さて、3連休に美容院に来てみると、横の席で株の話がされていました。
2倍になった、3倍になったというお話でした。
そのお隣でも伝播して株価の話をしていました。
ケネディ家は靴磨きの少年が株を勧めてきたタイミングをバブルの絶頂期ととらまえ、ポートフォリオを整理した結果、世界恐慌を回避して一財を成したという伝説があります。
美容院で株の話が華開いているこの三連休。
そろそろ手仕舞いのタイミングなのか。それともバブルだとみんなが分かっていても、パンチボウルが下げられるまでは踊り続けないといけないのか。
(ここが最高値だと思っても、バブルは更なる高値をめざす。早めに手仕舞うと儲けそこなうから、最後の最後まで張り続けろ!という株トレーダーの格言)
難しいところですね。