ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

461.街はもっと低層で良い

人間は、自分たちの生活のためにいろいろな場所で居住スペースを必要とします。

 

たとえば、自分の家。

 

「住む」という機能には、大人であれば1人25㎡前後。

 

大人が2人で共同生活を始めたら50㎡前後が良いラインのはずです。

 

子供は1歳で1㎡増えると良い感じなので、大人2人、10歳と7歳の子供2人だと、必要な面積は67㎡。ゆったりとした2LDKか、キツキツの3LDKということになります。

 

子供が高校生くらいになった時、大人2人、17歳と14歳の子供達。この場合だと81㎡のゆったりとした3LDKが欲しいなぁ。

 

そんな感じになると思います。

 

 

 

一方で、大人の働く場所。オフィスには、だいたい人員1人あたり10~15㎡くらい確保されることが一般的です。

 

大人は自分の居住場所として25㎡前後を確保しますが、働く場所にもそのほぼ半分程度の面積を必要としているわけです。

 

 

 

さて、将来的にオフィスという労働者が集まる場所がなくても生産活動が回るようになったとすると、働くための居場所(オフィス)10~15㎡はいらなくなるわけです。

 

だけど、自分の住む環境(大人1人25㎡前後)には、まだ働くスペースはカウントされていません。

 

このオフィスが無くなった分、働くスペースを大人は自宅に求めるか、カフェなどのサードプレイスに求めるか・・・・。

 

 

 

自宅にきちんとワークスペースを作る人は、自宅を大人1人25㎡ではなく35㎡くらいにするでしょう。1Rマンションから1LDKに引っ越すイメージです。

 

 

 

サードプレイスに働く場を求める人は、自宅の近くに居心地の良いカフェを数件確保したり、自習室のような空間を一部契約したりするでしょう。

 

オフィスに通うという通勤の制約がなくなると、都心部に密集して住む必要はなくなります。

 

しかし、サードプレイスが必要な人にとっては、そこそこの人口密集度は引き続き必要とします。人口密度がないと、カフェなどのサービス施設がオープンしないからです。

 

 

 

都心部のオフィスの30年後は、今の百貨店と同じような感じだと思っています。

 

あのオフィスも今度なくなります。このランドマークも消えた。みたいな。

 

幕張のオフィス街とか、その傾向が先んじて表面化していますよね。

 

 

 

昭和平成は、その跡地により巨大なオフィスが再開発されたけれども、2050年になると、高層のオフィスが消えた後は低層のアコモデーション機能とサードプレイス機能、一部ラストワンマイルのロジスティクス機能に置き換わるのではないかと・・・。

 

誰が巨大なオフィスビルの撤去費をねん出して、次世代のアセットに建て替えるのかはスキームが見えないですが・・・。住宅と違って固定資産税が厳しいから、撤去はするのかな?

 

 

 

将来の街は、次第に低層化していくように思います。地方都市では既にその傾向が始まっていますが、大阪だって東京だって30年後は同じ状況だと思えます。

 

 

 

ただ、自分の居場所や仲間と集まるためのサードプレイス欲求は引き続き強いと思いますので、まんべんなく一定の人口密度が広がる街。

 

どうかな?

 

この本を読むと、未来の楽しい街の姿が見えてきます。

 

 

 

 

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ここまでお読みいただき有難うございました。