オフィスになるべく社員を集めたい経営者層。
在宅、サードプレイス、その他自由な働き方を望む中堅。
そして、仕事の相談相手と、人間としての話し相手を求めてオフィスに集う若者たち。
中堅(30代、40代)には、仕事を自分で回せる強みと、育児等で時間が成約される辛さがあります。
コロナの3年を経て、中堅にとっては在宅勤務制度がライフワークバランスを整えるための必要不可欠な要素になりつつあります。
一方、若手が仕事の質問をしたい相手、経営者層がデスクに呼んで話を聞きたい相手も中堅(プロジェクトマネージャ)だったりします。
極めて利益相反する世代間の構図です。
今回、私の努めている会社では、新入社員が配属されるにあたって「新入社員のために配属されてから1〜2ヶ月は極力出社。在宅勤務やサードプレイスでの勤務を自粛すること。(新入社員とのコミュニケーションを対面でしっかり取ること)」という要請が経営者層からありました。
新入社員を口実にした「お前らオフィスに出てこい!」という要請のようにも聞こえました。
コロナ禍以降、会社は表向き在宅勤務を推奨していたため、大きな方針転換のように感ぜられます。
このままコロナ前の「出社が当たり前」の世の中に戻るのか。
それとも中堅社員の静かなる反抗により、在宅勤務制度が根付くのか。
ここから1〜2年が見ものです。