経産省が5年ごとに調査している社会生活基本調査によると、昨年の調査では6歳未満の子供を抱えている家族の、『父親と母親の家事・育児時間の比』は1:4となったそうです。
前回調査(2016年)に比べて父親の家事・育児時間は31分伸びており、率にして37%の増加でした。
前回調査ではこの比率は1:5という比だったので、大幅な改善が見られています。ただし、世界的にみると、まだまだ最下位クラス・・・。
希望はあります。
リンクを張っている日経新聞のグラフを見れば一目瞭然ですが、2001年~2011年までの『昭和』を引きずった男性の育児傾向に対して、そこから見事に乖離し始めて、育児時間を伸ばし始めた2016年、2021年の改善傾向には目を見張るものがあります。
10年前に子育てをしていた父親像と、現在子育て中の父親像には大きな乖離があります。
2011年比では50%以上、父親の家事・育児時間が増えているわけですから。
これで満足。という訳では一切ないですが、少しの改善を褒めて伸ばしていくことが大きな発展につながります。
2000年ごろに流行った歌の「自分の頃よりだいぶマシ」になっている現在の若い父親たちを、管理職の皆さまは暖かい目で応援してもらいたいです。
子供を育てることは、本人の成長にも繋がります。仕事の手順、効率も格段にアップさせるきっかけとなります(乳児の子育ては手順を間違うとドミノ式にタスクが増えていくので、前もって準備して、手順をしっかりやっていこう!という意識が芽生えます)。
何卒、子育て中の若手社員に暖かいご理解を。
以上