ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

293.オミクロン株の動向と今までの振り返り

残念ながら今年に入っていきなり第6波がやってきました。

 

www3.nhk.or.jp

 

オミクロン株の市中感染者はまだ少ないという報道になっていますが、もしそうであるならば第6波もデルタ株が中心ということになりますので、オミクロン株よりも重篤性が高いということになります。

 

ただこの増え方を見ると、判定が遅れているだけで、オミクロン株が中心になり始めているのではないかと感じてしまいます。

 

ウイルスの危険性は、感染力 × 重篤性(感染者の致死率)です。

 

オミクロン株はデルタ株よりも重篤性は低いようですが、感染力は圧倒的に高く、南アフリカやイギリスのどの調査結果を見ても、掛け算の結果(危険性)はデルタ株を上回っています。

 

アメリカやイギリスのような医療崩壊状態にならないように注意は必要です。

 

アメリカ)

Covid in the U.S.: Latest Map and Case Count - The New York Times

 

ちなみに、死者数は感染者数の増加から約3週間後に増加しはじめます。

 

そのタイムラグがあることを念頭にグラフを眺めた方が良いです。

 

 

 

それでは今まで何度かブログで紹介していますが、第5波が収束しきった12月21日までのデータで、日本の世代別の感染者に占める死者数の割合をまとめてみました。

 

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世代別致死率の比較

 

こうやって比べると、従来株(グラフの赤、青)と、アルファ株(紫)の世代別致死率はあまり変わっていないことが分かります。

 

対してデルタ株(オレンジ)の世代別致死率は、高齢者で半減、50代以下では増加しています。

 

これは、デルタ株が蔓延したオリンピック前後でワクチン接種を終えていた高齢者と、ワクチンが未接種だった50代以下の差と考えられます。

 

世界的な研究では、デルタ株の重篤性はアルファ株を上回っていますので、ワクチン接種による重篤予防効果は確かに存在したことになります。

 

 

 

今後、オミクロン株を中心とした第6波がやってきます。

 

ワクチン接種効果と、感染初期に効果があるという新規薬剤の効果がどの程度発揮され、またオミクロン株の重篤性がどの程度下がり、感染者に占める死者の割合がどこまで低くなっているか。そのあたりを丁寧に見ていきたいと思います。

 

 

 

日本では感染者に占める死者の割合が0.01%程度になればインフルエンザと同じレベルになった。と言えます。

(ちなみにアメリカだと0.1%程度・・・アメリカはインフルエンザでも多くの国民を失い続けています)

 

コロナとの長い戦いはまだまだ続きますが、どの程度まで人間はコロナに向き合う体制が作れたのか。気になるところです。

 

 

 

さて、我が家の状況としては、昨年自粛した家族スキーに今年は行く気満々でした。

 

2月と3月にホテルを予約し、「今年は行けそうだね!」と子供たちと楽しみにしていました。

 

その時に決めたルールが、東京都でコロナ感染者が1日500人を超えたら、スキー旅行はキャンセルする。というものでした。

 

12月時点では数十人/日でした。

 

それが昨日は641人。

 

接触歴等不明者の増加率が対前週で488%増という異常さ。

 

あと2週間程度様子を見たいと思いますが、このまま増え続けるようでしたら、今年も家族スキーは自粛となりそうです。

 

本当に残念・・・。

 

「大人達が年末派手に忘年会をやりすぎたんだよ。」

 

という長男の悲しい気持ちが伝わってきます。

 

以上