英国変異型のコロナウイルスは、従来型に比べて致死率が高い、いや従来型と変わらない。
色々な情報がありますが、英国変異型が存在しなかった第3波までの世代別致死率と、英国変異型が蔓延した第4波の世代別致死率を比較すると、ある程度の答えが分かると思います。
前回までの分析に加え、最新のデータに更新してみました。
第4波の世代別致死率は、第3波までと比較すると突出しています。
第4波は、80代以上のPCR陽性者のうち4.5人に1人が亡くなっています。大変なことです。
英国変異型は、感染スピードが速く、大阪府のような医療崩壊を招くことによって致死率が上がっているのか、毒性が強くて致死率が上がっているのかは分かりません。
ただ、英国変異型が従来型のコロナウイルスよりも危険であることは間違いありません。
もし、日本の各世代に平均的に感染したと仮定した場合の致死率理論値は、従来型と英国変異型でこんなにも違います。
英国変異型が蔓延した第4波の、日本の人口構成における致死率(PCR検査陽性者に占める死者の割合)は3.52%まで跳ね上がってしまいました。
従来型のみだった、第3波までの日本の人口構成における致死率(PCR検査陽性者に占める死者の割合)は2.59%でした。
まだ、医療対応をどのように行えばいいかわからなかった第1波まで含めても、従来型よりも、英国変異型が蔓延した第4波の方が、致死医率の理論値が約1%も高くなってしまっています。
英国変異型よりも感染力のあるインド変異型は、どうなるでしょう・・・。
第5波は、ある程度高齢者にワクチンが行き渡っている状態になり、本当に良かったと思います。
以上