1週間遅れで2学期が始まった長男が、今週金曜日にワクワクしていたことがあります。
今週から、週末の宿題はWEB配信。
2学期に入って一人1台配られたタブレット(タブレットがキーボードパットに差し込めるようになり、ノートパソコンとしても使用可能)。
自分で起動して、アプリを開き、その日に指定されている項目を開いて宿題を開始。
まだタッチペンが配られていないので、人差し指で算数の答えも漢字ドリルの答えも書いていましたが、解答欄の選択の仕方、間違った時の削除の仕方、何も教えずともスイスイやっていました。
タブレットのUI(ユーザーインターフェース)のすごさを感じます。
総合学習の時間にローマ字の練習もしているとのことで、何の意味があって覚えるのかいまいち不明だった自分の時代に比べて、必要性が理解できるタイミングで学習が組まれているのは良いなと思いました。
長男は、私の在宅勤務中、横に座ってサクサク進めていて、保育園に迎えに行って帰るまでにだいぶ先の課題までこなしていました。
課題をこなすと、ポイントのようなものがもらえて、何か動いていました。
ゲーム感覚で学習を進められる仕組みもちゃんと組み込まれています。
なお、先生が指定した課題よりも先に進むことは自由ですが、先生が課題を設定すると、以前に回答した履歴は無くなり、もう一度同じ課題を回答する仕組みのようです。
今回のタブレット学習を見ていて感じることがいくつか。
①親の丸付けの手間がいらない(子供が回答を先に見ることもできない)
『答え合わせ』というボタンがあり、そのボタンを押すとAI機能が○付けをしてくれます。その結果が、1回目の点数となります。漢字などもすべてAI機能が読み取って、正否の判定をしてくれます。子供はドリルの後ろの答え欄を見ながら回答するという裏技が使えず、自分が何が出来ないかを理解できます。
②先生の残業が格段に減る
親もそうですが、先生も丸付けをする必要がありません。また、親が丸付けをしたドリルを確認し、各生徒の課題になっているポイントを一つ一つチェックする必要もありません。
すべてはアプリで集計され、(ここからは私の予測ですが、普通の学習アプリならこうする)生徒毎に学習の遅れが生じそうな項目が出てきた段階で、先生側のアプリには生徒IDに紐づけされて、アラームが表示されるように設計されている。
先生の単調な作業が削減され、より複合的な教育への準備時間が確保できます。
③学習の動機付けがある
先述のとおり、今回のタブレット学習は、子供がワクワクしながら待っていました。我が家では子供にタブレットやスマホを渡していないので、タブレットを操作できる機会は子供にとって貴重な時間。宿題をこなすとポイントがもらえる機能も付いていたので、別に換金できるわけではないですが、子供としては楽しいと思います。
今後の課題点
通信環境を整えることが各家庭に求められています。
我が家では、家の中で光回線を利用したWi-Fiを飛ばしていますので新たな経費は掛かりませんが、もし子供の学習のためだけ導入しようとすると高い設備投資です。
東京都からは、学習用エリア限定のSIM契約の案内もありましたが月額2000円弱。安いとは言えません。
もちろん、低所得者の家庭には補助金制度があるのだと思いますが、義務教育で使用する通信環境整備のコスト負担を家庭に帰属させるのはどうなんでしょうね。
これから学校と家庭以外での学習の機会が増えると聞いています。
我が家では、東京都の学習用エリア限定SIMを契約しなかったので、その時にどうしようか。
親の携帯をその日だけ持たせる(テザリング)か、ポケットWi-Fiをレンタルするか・・・?
以上