ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

260.夏休みの工作、読書感想文  ~ 小学校3年生 ~

今年は夏休みが延長。

 

小学校3年生の長男にはロスタイムが出来ました。

 

国語、算数、理科、社会のドリルは7月のうちに終わらせていましたが、『本を10冊読もう』、『読書感想文』、『夏休みの工作』に手こずっていましたので、本人的には良かった?

 

本は、絵本でも良いということで『タンタンの冒険』シリーズで何冊か稼ぎ、その他は大好きな電車の小説と体の仕組みについての本、宇宙関係関係(ロケット開発の歴史、国際宇宙ステーションへの物資供給を担う『こうのとり』の開発など)でなんとか8月31日に読み終わりました。

 

読書を進めるポイントは、子供が『この本なら読んでみたいかな・・・』とつぶやいた本を間髪入れずに買って並べておくことですかね。

 

アマゾンでガンガン買いました。

 

本屋さんに一緒に行って興味がわいたらしい『からだのなかのびっくり辞典』という本もなかなか面白かったそうです。

 

 

 

さて、昨年は大変悩んだ読書感想文。

 

今年は育成室(児童館)の勉強の時間を使い、1週間かけて仕上げてきました。

 

妻の監修前の時点でもなかなかの出来。文字数も構成もバッチリでした。

 

日本語が少し変なところ一緒に直して完成。

 

泣きながら修正していた昨年からは大きな進歩でした。

 

 

 

最後に残った夏休みの宿題が、自由工作・・・。

 

話は少し遡り、今年の春。

 

私が取り引き先からリニアモーターカーの限定品チョロQを頂きました(次男へということで、20年近く前に作られた試供品?)。

 

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それをうらやましそうに眺めていた長男。

 

夏休みに入ると、「これ、夏休み工作に使うからちょっと貸してくれない?」と、次男から拝借。

 

落書き帳に設計図を書き、リニアモーターカーのコースを作る。と。

 

まずは世界堂に行って、アクリル板やスチレンボードを購入。

 

スチレンボードにコースを下書きし、コースにネオジム磁石(直径1センチの〇型)を両サイドに配置し、両面テープで貼り付け。

 

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一つのネオジム磁石で何グラム程度浮かせられるか反発力を計り、リニアモーターカーの裏側にも重心を計ったうえでネオジム磁石を配置。

 

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これで、まずはコースの上に浮くはず・・・。と思いきや浮かない。

 

むしろ引っ付く。

 

真上に来るとN極とN極で反発してくれるのだが、ほんの少しでもずれると、両面テープでスチレンボードにくっつけている側のS極の磁力と、リニアモーターカー側のN極の磁石が引き合って、ピタッと横同士になってくっついてしまう。

 

【ちょうど真上の時は反発】

リニアチョロQ

S      S

N     N 

↑     ↑

  反発

↓     ↓

N     N

S      S

スチレンボード

 

 

 

【ちょっとでもズレると・・・ピタッ】

 

リニアチョロQ

S→⇐引  S→⇐N

N→⇐力  N→⇐S

        スチレンボード

 

 

リニアチョロQの磁石が必ずスチレンボードのレール磁石の真上に来ないといけない。

 

〇磁石では、磁石同士の反発力が強いため、小学生の指の力では1.0~1.5cm間隔でしか並べられない。

 

どうやっても、〇 〇 〇 〇 〇と並べてあるレール磁石の〇と〇の間に、リニアチョロQ側の磁石が入り込んで、ピタッとくっついてしまう。

 

〇磁石では無理だということがここで判明。

 

ちょっと高額なネオジム棒磁石(突端側ではなく、平たい方の上下で磁力が分かれているタイプ)を大量購入。

 

電車のレールさながらにスチレンボードに張り付け、リニアチョロQにもまったく同じ幅でスキー板のように履かせました。

 

次に、リニアチョロQが左右にズレてくっつかないようにアクリル板でガードレールを作成。

 

しかし、これでもリニアチョロQは浮かない・・・。

 

ガードレールが広すぎて、チョロQが回転し、横向きになって磁石同士がくっついてしまう・・・。

 

どうするか。

 

磁石の位置を調整したり、パンタグラフのようにガイドを作って見たり、箱の中に入れてみたり、いろいろ試して、最後にようやく段ボールを下に履かせて磁力と幅を調節するという技に行きつきました。

 

ガードレールとリニアチョロQの幅が狭すぎるとつっかえるが、広すぎると回転してこける。

 

この調整が極めて難しいということが分かりました。

 

レール用の磁石はなるべく長いタイプ(上面の面積に対して側面の面積が最小化するように)が良いようです。

 

1mmのアクリル板に、スチレンボードのコース下書きを写し取り、コースを錐で穴開け。0.5mmのアクリル板を柵のように切り出し、1mmのアクリル板に突き刺す。

 

1mmのアクリル板の外側に1cmのスチレンボード角材を貼り付け、スチレンボードの上にかぶせる。

 

スチレンボードに配置したレール磁石と、リニアチョロQのコースが完成しました。

 

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最後に、一番難しかったリニアチョロQを浮かせるための実験過程をレポートにまとめて終了。

 

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長男が発想から加工まで一生懸命頑張りましたが、親も頑張った・・・。

 

1mmのアクリル板に錐で穴をあける作業も手伝いましたし、アクリル板が割れた時のアロンアルファーでの補修や、〇磁石で挫折した後のリカバリー方法も一緒に考えました。

 

そして、何よりも材料費・・・。

 

最初に世界堂で6000円程度。

 

ネオジム〇磁石が4000円程度。

 

ネオジム棒磁石が6000円程度。

 

錐や大型カッター、アロンアルファ、強力両面テープ、強力セロハンテープ、などなどの工具代が4000円程度。

 

総額で2万円・・・。

 

もう夏休み工作の適切な材料費を超えすぎている。

 

最初の材料費が高くて損切りできず、なんとか浮かせてやろうと、どんどん予算が膨れ上がりました。

 

ちょっと反省・・・。

 

以上