ダブルインカムートリプルキッズと名乗っています当ブログにとっては、かなり考察を要する記事を見つけました。
president.jp
この記事を読むと、20代から60代の女性の33%は、潜在的には『本当は専業主婦になりたい』と考えている。一方で、『バリバリキャリアを積むことをめざしたい(バリキャリ)』と回答したのは35%、ほぼ1/3ずつになっているとのこと。
一方で、20代だけ抽出すると、『本当は専業主婦になりたい』と考えている人は43%、『バリキャリ希望』は38%と逆転する。
(残りの回答は、『パートタイムで働きたい』『わからない』あたりであると思料)
近年、『共働きが増えている』と言われているが、実際に男女双方がフルタイムで働く、いわゆる『双方バリキャリ』の家庭は、現在でも約33%で、これは女性の希望35%にほぼ等しく、希望と実態がほぼあっている。
一方、『専業主婦』は25%まで減ってきており、女性の希望である33%と8%も乖離してきてしまっている。
つまり、今の社会の実態は、以下の通りだと著者はまとめてくれています。
・『バリキャリ』をめざす女性は、結婚してからも『バリキャリ』を実現できる社会環境が整ってきている
・一方で、『専業主婦』を希望する女性には、パートナーの実質所得減が重くのしかかり、「本当は専業主婦が良いけれども、家計を支えるためにパートタイムで働かざるを得ない」という家庭が増えてきている
・本来あるべき社会は、若者の希望が叶う結婚後の生活、社会が実現されるべきで、女性の『バリキャリ』への道ばかりがクローズアップされているが、本当に考えなければいけないのは『専業主婦』希望の女性が、結婚して専業主婦になれる社会環境整備(パートナーが家計を十分に支えられるだけ所得を得られる社会環境整備)が必要である
とのこと。
この視点は、自分にはあまりなかったので目新しさを感じました。
自分の周りが夫婦共働き(フルタイム)ばかりのため、社会一般がそちらに以降しているものと思っていましたが、実際には夫婦フルタイム世帯は40年間ほぼ変わらず、変化しているのは『共働き(パートタイム)』の増加によるものだと。
共働き世帯をさらに詳細分析して世の中に問いかけた著者の視点に感服。
この記事を読んで私には2つの疑問がわきました。
①そもそも幼少時代からの性差のある刷り込みが、『バリキャリ』をめざす女性の少なさ、『専業主婦』の希望の多さを生んでいるのではないか
②男性の『専業主夫』希望者はどれくらいいるのだろうか
簡単なのは②の方なので、調べてみるとこんな結果。
news.mynavi.jp
男性だって、パートナーの稼ぎが良ければ『専業主夫』になりたいと思っている比率は高い。
つまり、人間だれしも『自ら働きたい』わけではなくて、世帯に不労所得を得られる手段があれば、働くよりもストレスのない楽しい生活をしたいと考えている。
(実際には、社会コミュニティに属し続けることは人間にとって不可欠だから、仕事を辞めたとしても、数か月後には何らかのコミュニティに所属したくなるはずだが・・・)
よって、著者の言うような『女性の希望を実現する社会』を考えるならば、『男性の希望も実現する社会』もつくるべきで、日本人の約半分が専業主婦、専業主夫を希望している状況からすれば、かなりの労働力減を織り込まないといけない。
『希望調査』をどこまで実現することが望ましいと考えるかには疑問が残る。
続いて①に戻ります。
こちらは子供たちに絵本を読んでも家事をしている、子供と遊んでいるのは母親が描かれていることが多い。
特に古い絵本はその傾向が強い。
保育園の先生はほぼ女性。(男性の保育士も増えてきてはいます)
こういった中で、『三つ子の魂』の間に、『家事育児は母親、女性が担うもの』という刷り込みがあるのではないか。だから『専業主婦』を希望する女性が一定数居続けるのではないか。という仮説。
しかし、この仮説は結構弱い。
例えば同じ玩具を与えていても、長男次男が選ぶ玩具と、長女次女が選ぶ玩具は変わってくる。
我が家の子供たちはみんな中性的というか、男子は争いを好まないタイプで、女子は張り合う活発タイプですが、それでも選ぶ玩具は、『男の子っぽい玩具』と『女の子っぽい玩具』に分かれてくる。
これは、『生物』として『当然』と受け入れるべき事象なのかもしれない。
太古の昔から男女の分業はあった。
『体格』だって『脳』だって男女違う。
そもそも子供を産むことができるのは、どうやっても『女性』だけだ。
『WOKE』のめざす世界観と、『どうやっても違うものは違う』という保守的な世界観。
どちらかだけが正解。ということもないとは思う。
ダブルインカムートリプルキッズの社会の在り方を提案する当ブログにとって、女性も男性も半数近くが専業主婦、専業主夫を希望する状況。という新たな課題が見つかりました。
振り返れば、私も『専業主夫』を希望する者の一人です。
家事は苦になりませんし、子育ては好きですし、地域コミュニティとの関係構築もうまい方だと思います。植物を育てるのも好きだ。
仕事を辞めても生活が成り立つなら、確かに仕事を辞めて『専業主夫』になりたい。
ダブルインカムートリプルキッズというお題への新たな課題です。