ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

Y53.4度目の育児休職(53日目)  ~スマートシティってなんだろう?~

春分の日です。

 

本日は桜満開の六義園に家族みんなでお散歩に行きました。

 

枝垂れ桜は今まさに満開。


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ちいさな楓の花も満開。ヤマブキも満開。

 

一部のつつじは早くも咲いていましたし、新緑は実に美しく。


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最初は嫌がっていた長男も、途中から「なかなかいいね!」と言ってくれました。

 

長女と次男は「まだ?」っと、横の六義公園へ移動できるのを楽しみにしていましたが…。

 

 

 

さて周辺住民も遠くから来られた方も、同様に楽しんでいる六義園ですが、どこかスマート化されているところと言えば、スマホで入場チケットが買えるようになったところくらい。

 

たしかに、この頃公園では植えられている植物の種類などを二次元バーコードで紹介してくれるところもあるし、街のデジタルコンテンツは少しずつ増えてきてはいるが、せいぜいそんなもの。

 

入場は自由。顔認証で課金は個人口座から自動引き落としです!

 

みたいなこともないし、園内を歩いている最中に

 

この花の見ごろは○月ごろ。ぜひもう一度ご来援ください。

 

みたいなプッシュ型広告もない。

 

 

 

じゃあ、春の六義園は不満か?と問えば、まったくそんなことは無い。

 

 

 

今からすぐには決して作れない、この景観を生み出すためには長い年月を必要とする、六義園はそんなコンテンツで、その年月をトリップして『今』その美しさに出会える。

 

だからこそ価値がある。

 

 

 

スマートシティとはいうが、ただただ時短や利便性をめざすだけでは限界がある。

 

中国やシンガポールのように、プライバシー度外視の監視型スマートシティは最も安価で、効率的で、非常に便利になるけれども、たぶん日本社会は望んでいない。

 

もし心のゆとりを広げる意味でスマートシティの目指すべき姿があるとすればそれは『六義園のような時短』なのではないかと。

 

つまり、昔から大切に育て守られてきた、庭、建物、コミュニティ、その他長い年月をかけて磨き上げられてきた街の美しさに、現在の社会で出会える。

 

街の『エイジングの美しさ』を、コンテンツとして広く提供できることなのかな?と。

 

枝垂れ桜も、今年植えて、来年この美しさに到達できるわけではない。

 

 

 

ただ、これを『メタバースで提供すればいいじゃないか!』と言われてしまうと、それも興醒めか・・・。

 

あの様々な花が開花した香り。もうすぐ樟脳も濃くなる。地面を踏みしめながら、園内の香りを感じて、景観を眺めて初めて喜びは増すものかもしれない。

 

 

 

スマートシティって、結局のところ効率化以外にどこに効用を見出せるのかなぁ・・・。

 

 

以上