東アジア諸国の2025年の合計特殊出生率がおおよそ出そろいました。
2020年と比較するとこんな感じです。
合計特殊出生率
2020年 2025年 差
日本 1.3028 1.1351 ▲0.1677
中国 1.24 0.97程度 ▲0.27程度
韓国 0.84 0.80 ▲0.04
台湾 0.99 0.695 ▲0.295
日本はまだマシともいえますが、コロナを経て、各国の合計特殊出生率は下落方向。
台湾に至っては、1世代で人口が三分の一になる水準まで子供が減ってしまっている。
韓国も台湾も『高所得の若者は労働時間が過多(競争が厳しい)』、『低所得の若者は生活困窮(世代内格差が大きい)』という状況で、お金があっても時間がない、時間はあってもお金が無い。若者が子供を育てられる環境を整備することが困難・・・。
このまま四半世紀もすれば、日本は東アジアの中で、『まだ少しは若者がいる国』という位置づけになりますが、世界的に見れば最下位争いをしている団栗の背比べ状態。
日本が、国家として合計特殊出生率を1.4~1.5程度にマネジメントできていれば、東アジアの中で長期的に見ても安定した運営ができると思うのですが、現状では日本も厳しい状況。
2025年の日本の合計特殊出生率は1.1351。
四捨五入してギリギリ1.14と発表している水準。
暦年のグラフはこうなっています。

コロナ後の合計特殊出生率の低下が、どうにか下げ止まった感じはある。
2026年1~3月の速報値からすれば、今年の合計特殊出世率はは少しだけ回復しそう(1.15くらいかな?)。
これを母親のコーホート出生率でみるとこんな感じ。

1970年生まれから1985年生まれくらいまでは、コーホート出生率が1.45~1.50で推移しています。
つまりこの年代においては『少子化』は進んでいません。『晩産化』が進んでいます。
一方で、これから先、1990年生まれ以降のコーホート出生率はかなり下がりそうな傾向。
なんとか、コーホート出生率1.4以上に保てるようにしたい。1990年生まれ以降の世代に向けた手厚い子育てサポート政策が求められています。
国家の保守化、硬直化を防ぐためには、若者の力が必要。
子供は将来への希望。