この衆議院選挙結果で日本は戦後以来の転換点を迎える。
日本人が第二次世界大戦後に、ここまで直系家族主義(パターナリズム)を求めたことは一度もなかった。
大政翼賛会の苦い経験から、直系家族主義に反対する勢力(社会党であり共産党であり・・・)が大きく議席を伸ばしたからだ。
『リベラル』という自由思想はそろそろ限界か?
残念なことに、『リベラル』の浸透と、『合計特殊出生率の低下』には強い相関関係がある。
これが真の相関なのか、『所得向上によりリベラルが広まる』『所得向上により合計特殊出生率が下がる』というだけの疑似相関なのかはまだ答えがない。
日本や東アジア、ヨーロッパ諸国の段階的な衰退は合計特殊出生率が上がらないことにほぼ起因する。
『リベラル』が社会から追い出されようとしている理由もわからなくもない。
もし『リベラル』が社会から追い出されなくとも、『リベラル』の社会は3世代も経てば人口が半分以下になり、地球全体で見た時の支持率は圧倒的に低下する。
『今』リベラルが消え去るか、『将来』リベラルが消え去るか。いずれにせよ、今のままでは『リベラル』という思想は100年もしないうちに地球上から消滅していくことになる。
日本やドイツのような伝統的に直系家族主義(家督という男系長子1者による不平等相続)のコミュニティは、中国やロシア、イスラム諸国のような伝統的に共同体家族主義(男子による平等相続)の国よりは家長権限が小さいが、それでもフランス、イギリス、アメリカのような伝統的に核家族主義(成人すると親の関与から離脱し、相続の相手先は資産形成した者にゆだねられる)の社会とは根本的に異なる。
直径家族や共同体家族は、特にコミュニティが疲弊・衰退したとき、強烈なリーダー(直系家族主義においての国家の父親)に頼りたいと『強く願う社会』である。という特徴がある。
日本という社会が、今回は『強烈なリーダーシップに惚れ込んだ』ということだ。
衰退期に入ってからの日本において、強烈なリーダーシップを国民が求めた選挙は、小泉、安倍に続いて3度目の正直。
それでも、ここまで振り切られた選挙は今までなった。
さあ、2/3超の議席を手にしたリーダーはこれからの4年間で国をどう変えるのか。
若者が指示した結果なので、若者が夢を見られるような政策を期待したい。
昨日、東京でも雪が積もり、大変寒い選挙になりました。
選挙管理委員会の皆さんが、投票会場の雪かきをしてくれていて、本当に頭が下がる思いでした。
ご苦労様でした。


