ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

696.物価高対策を本気で行おうとしてくれる政党がない

参議院選挙です。

 

最大の論点は物価高対策でしょう。

 

 

つい5年前まで「デフレマインドからの脱却!」と声高に叫んでいたリフレ派は完全に影を潜めています。

 

政府自民党は「物価高」と言い換えていますが、要は「インフレ」なんです。この3年間、2%を越えるインフレに国民は苦しんでいるんです。

 

賃金は粘着性が高いので、インフレ加速局面では実質賃金が下がり、インフレ終息局面でようやく実質賃金が上がる。というのが過去の歴史からわかっています。

 

賃金は必ず後追いなのです。

 

インフレを起こせば景気はよくなる。と、魔法のような言葉でアベノミクスは推進されましたが、インフレを起こせば国民生活はきつくなるんです。

 

当たり前です。歴史がそうなってます。

 

自国通貨高で破綻した国はありませんが、通貨安で破綻した国は古今東西やまほどあります。

 

日銀に金融緩和を押し付け、円安に誘導し、インフレを起こして、それで生活はよくなったのか?

 

 

 

真のインフレ対策は、リフレ派が行った政策の逆。

 

消費税を下げることでも、給付金を出すことでもなく、金利を上げて、金融引き締めをすることです。

 

これにより円高になって輸入物価は下がり、投機は抑制されて住宅価格も下がります。

 

なぜ教科書通りのインフレ対策を主張する政党がひとつもないのか。

 

せめて経済通を入れている維新ぐらいはまともな提案をしてほしかった。

 

 

 

リフレ派は当初「インフレが起きたら止めるのは簡単。金融引き締めを行えばよい。」と主張していました。

 

しかし、有権者を抱えて飴を鞭に持ち変えるのは、政治家にとっては大変な決断。

 

教科書としては簡単な答えだが、政治としては至極困難。

 

だからアベノミクス何て言う社会実験には手を出してはいけなかった。

 

 

 

まともな経済政策を提案してくれる政党が現れてほしい。