昨日、NHKで解散する町内会、復活した町内会、それぞれ特集されていました。
私も5月の町内会総会を経れば、『代行』という肩書が取れて、正式に『町内会長』に就任します。
自分が会長を務める期間、どうやって町内会を維持したものか非常に悩みます。
昨日のNHK特集を見ていると大きく3つの道が示されていました。
①諦めて町内会を解散する
②攻めに出て、若い世帯の参加率を上げ、若者主体での町内会イベントを立ち上げていく
③徹底的に守りに入り、町内会が真に必要とされている業務に特化し、町内会活動の労力削減と一部業務の外部委託をめざす
①の道はいざとなれば誰でもやれるので、アラフォーの私に期待されているのは、②にするか、③にするか、ビジョンを示していくことでしょう。
まちづくり会社に勤めて19年目。
本業でもそうですが、まちづくりは焦ったら負け。
若者が一番取りたい方向は『変化』ですが、若者がとりうる最も有効な手段は『時間が解決する』というものです。
自分の方が長く生きる。
まちを変えていこうとしたときに、これに勝る強みはありません。
一方で、どこからかは自分に言い聞かせなければならない戒めの言葉もあります。
『老いては子に従え』
どこかでは、次の世代に任せ、自分は後ろから応援し続ける立場にならなければならない。
決して、若者の進めたい方向に蓋をする存在になってはいけない。
さて、私が会長になってから最初にやること
まずは仲間集めからですかね。
同世代がもう数家族増えてくれないと、どうしても持続可能性がない組織になってしまい、いずれは①解散の方向にならざるを得なくなる。
仲間が増えれば『②攻めの町内会』もめざすことができる。
町内会は今までも取り上げてきた通り、行政と住民をつなぐラストワンマイルを埋める組織です。
みんなボランティア。
警察、消防との連携をとった防犯、防災、地元保育園、幼稚園、小中学校との連携による子供見守り、ゴミ出しルールの調整など、地域の価値を高める活動を日々しています。
そして、震災などのときに支えあう共助の組織にもなっています。
なるべくなら『解散』しない方が良い。
『③守り』の町内会では、最低限の連絡は取りあえるが、同じコミュニティに属しているという意識は芽生えにくいので、共助の組織として脆弱になる。
『①解散』に至らないためには、『③守り』の組織にまで切り詰めないためには、一人でも多くの『参加者』が必要となる。
1人では難しい。仲間が必要だ。