ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

668.小学校6年生での受験の総括

中学受験のポイント

 

・子供が受験をしてみたいのかどうか

・志望校に入学したい理由を明確に持てるか

・知識を獲得することに対する好奇心を伸ばせるか

・小学校高学年で学ぶべき体験価値と学習塾

 

 

 

長男は6年生に入る春休みに塾に1週間だけ通い、そこで受験熱に魅せられ、中学校受験をチャレンジしたいといい始めました。

 

長男がめざした中学校は、自宅から2番目に近い中学校であり、最も近い高校でもある都立一貫校。

 

伝統ある「鉄道研究会」があり、「そこに入部したい」という動機で中学校受験を始めました。

 

 

 

私自身は地元の公立中学校に進みましたので、中学校受験の経験がありません。

 

小学校6年生と言えば、ひたすら遊んでいた経験しかなく、児童館に行き卓球、野球、中当て、ドッヂボール、陣取り。学校のグランドに行きサッカー。家ではスーパーファミコン

 

小学生最高学年としての満喫した時間を過ごしていました。

 

 

 

長男にも同じような小学校6年生を過ごしてもらいたいという思いもあり、塾は土曜日の3時間のみ。あとは、家での自主学習と、夏期講習、冬期講習。

 

そんな進め方で、平日は週2回テニス、週1回水泳、週1回のインターナショナルスクール、空いている平日は児童館など、を続けさせました。

 

 

 

7月に初めて受けた模試で、偏差値40前半。

 

志望校の偏差値70以上からからかけ離れすぎ。

 

焦って勉強のペースが上がるかな?と思いきや、まったくペースは上がらない。

 

夏期講習を経て、9月の模試でも偏差値40後半。まだ平均点にも届かず。

 

10月末。本人に「このままのペースで勉強するなら、確実に落ちる。本気で受かりたいなら危機感が出てくるはずだが、まったく危機感を感じない。べつに中学校受験をさせたいわけではない。あなたが受かりたいと本気で思っているのなら勉強のペースを上げなさい。楽しく勉強するために塾に通っているのであれば、今のペースで全く問題なし。自分でどんな結果が欲しいのかを考えなさい。」と、一回だけ強く話しました。

 

私自身は『この学校に合格したい』という目標を立てた瞬間から、その合格ラインと自分の現状のギャップを把握し、がむしゃらに詰めにいっていたのですが、長男からはその『気迫』みたいなものが全くく感じられず、『自分とタイプが違うんだな』ということを認識しました。

 

11月の模試でようやく偏差値50中ごろ。

 

 

 

1月の都立そっくりさん模試で、初めて合格圏に入る。

 

模試上位者として名前も載り、本人は冬期講習の頑張りが成果となって表れたので少し自信がついた模様。

 

 

 

これはワンチャンあるかな?と思って本番を迎えるも、本番は想定平均ラインよりちょっと下(得点開示請求により把握)。

 

合格ラインは上位35%。

 

あともう一息足りなかったかな?

 

受験勉強のスタートが遅かったとは思いませんが、ギャップを認識してからも本人のギアが変わらなかったところは想定外でした。

 

 

 

 

長男は算数が苦手、国語と理科は得意、作文はイマイチ。という感じでした。

 

理系脳の私としては、算数の解き方を教えていても、全く長男の思考回路をつなげてあげることができずもどかしい感じでした。

 

12月頃から妻が全力サポートに入りました。妻の頑張りに頭が下がる思いでした。(妻と会話したほうが長男の理解が進むのはなぜだろう⋯)

 

 

 

作文は『自分の仮説をまとめる』『自分の考えを述べる』という部分に意外にも躓きがありました。

 

課題点を把握し、それに対応する一般事例などを並べるところまでは書けるのに、『だから自分はこう思う』という部分が浮かばない。

 

保育園の頃から『こんなときどう思う?』『この人はこう言っている。こっちの人はこうだと言っている。君はどう思う(政治論争など)?』というようなオープンクエスチョンを長男とはたくさん繰り返しており、『自分の考えをまとめる』という訓練はかなりの数を踏んでいたはずなのですが、そこで躓くとは思いませんでした。

 

ちなみに時事に対する課題の投げかけは、長男は興味を持ちますが、長女は全くスルーします。

 

問答が成立するかは子供の性格にかなり左右されます。

 

 

 

今回の中学校受験を通して、成果としては『少し難しい問題にチャレンジする』ということに対する面白さに気づいてもらえたこと。

 

その芽を折らないように、サポートを続けてきました。

 

 

 

残念だったところは成果(合格)を出せなかったところ。

 

成功体験も失敗体験も繰り返し続けると癖になります。

(成功体験を繰り返すと、根拠なき自信が生まれ、テストの時に精神的安定感と実力以上の踏ん張りを見せられます。失敗体験を繰り返すと、今度も失敗するのではないか?という思いが脳の拘束となり、本番で本来の実力を発揮しにくくなります)

 

次回は、今回得られた長男の特性を考慮して、サポートしてあげられればと思いました。

 

 

 

 

4月からは最寄りの区立中学校に進学します。

 

3年後には高校受験。

 

私の高校受験は、塾などには行かず中3の夏、サッカー部のインターハイ予選が終わってから自宅学習。

 

全く勉強に力が入らずダービースタリオンというゲームの攻略と、サラブレッドの血統書の読み込みに力を入れていました。

(家から最寄りの高校を受験したため、高校受験は志望校の合格ラインと自分の実力にそこまでギャップはなかった)

 

 

 

とはいえ、長男は私の学習スタイルとはかなり違うらしい。

 

まずは本人がどんな未来を描いているのか。

 

どんなキャリアパスを踏みたいのか。

 

そのためにはどんな高校に進学するべきか。

 

そのあたりを早めに話して具現化していきたいと思います。