ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

663.スマートシティとはなんぞや

スマートシティとは、『人中心の社会の実現』と言われています。

 

車中心のインフラ構造から脱却し、一部の情報産業(SNSやネットゲーム)に人の時間を飲み込まれる状況から離脱して、人と人とのつながりが最大化されるような。

 

しかし、やはり大きな矛盾がそこにはあって、人が人を求めるとき、それは提供サービスと金銭のやり取りではどうしようもなくなった状況が発生して、自分が生きていく上では他人の助けがどうやっても必要だ。とみんなが認識する環境下にあることが発動条件だったりする。

 

人と人とのつながりを大事にしていくことは、他人に自分の時間を提供することでもあり、金銭で買うサービスよりも当然煩わしさはある。

 

人は経済的に成立しなくならない限り、ソーシャルキャピタル(社会資本)の世界には戻りたくないだろう。

 

 

 

しかしソーシャルキャピタルにこそ、何万年も人間が築き上げてきた社会の基礎があり、人々の心の平穏がある。

 

煩わしいのだけれども、そこに飛び込むと心が満たされる感覚となる。

 

 

 

スマートシティのめざすべきところは、物質的に満たされた状況にありながら、人が『少し煩わしい関係』を受け入れて、ソーシャルキャピタルの中に自分も存在しているのだ。と思える社会の仕組みづくり、居場所づくりなのではないかと。

 

SNSやゲームなど、自分一人でも時間をつぶせる無料サービスは山ほどある。

 

そんな無料があふれている社会の中で、『自分の時間を社会のために使いませんか?』という仕掛け作りは非常に難しい。けれども、社会実験的であるし、やりがいがある。

 

 

その場限りの刹那的な幸福。快楽。を求め続ける社会ではなく、持続可能な幸福をもたらすことができる社会づくりをめざしたい。