先日、日本ビクターがVHSを開発した際のストーリーがプロジェクトXで再放送されていました。
この話を最初に見たのは大学時代だと思います。
その当時、まだ日本製品には「世界のトップ」と自負できるだけの商品がいくつもあり、「こうやってVHSは開発したんだなぁ」と、感慨深く、また若い技術者魂を揺さぶられました。
さて20年経って、再放送を見てみると…。
おいおい…。
そんな判断はできないだろうよ。
ガバナンスがなってないよ。
そのやり方されたら、上はキレるだろうなぁ。
等々。
管理職になってわかる、恐ろしい場面の連続。
これを「大人になった」というのか「丸くなった」というのか「組織に丸め込まれた」というのか…。
少なくともこの時代の「破天荒なやり方」と「情熱」がひとつな偉大なイノベーションを産んだのは間違いない。
ただし、今このやり方をすれば一発アウト。という組織ばかりになっていることも事実。
そして、今や日本ではイノベーションが生まれず、世界的なヒット商品も作れない。
どうすればこの停滞の先に進めるのか。