ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

594.大事に育てた若者が都会に”さらわれて”いく・・・

猫山課長という方のコラムがかなり刺激的だったので取り上げたいと思いました。

 

題名は過激にも思えるのですが、内容は日本の構造(世界の構造でもある)問題の核心を突く面白いものでした。

 

大事に育てた若者が都会に”さらわれて”いく…。田舎の親が言いたくても言えないホンネ/猫山課長(日刊SPA!) - goo ニュース

 

村の中で優秀な人材が、都会で高等教育を受けるために村を出て、日本の中央集権組織の一角を担う活躍をし、村には戻ってこない。

 

こういったサイクルは昔から確かにありました。

 

「都市化率」という言葉があり、人が都市に吸い寄せられていき世界の都市化率は2050年頃には70%に達すると言われています。(現在55%)

 

つまり、日本でも世界でも若者が田舎を出て都会に吸い込まれていく現象が今後も続くと予想されています。

 

能力ある若者が仲間を求めて都会に集まり、そこで活躍するという流れには今も昔も変わらない必然性があります。

 

若者には同世代の切磋琢磨できる仲間が必要なんです。

 

この流れに抗えるのは、自らの魅力に磨きをかけ続けている(外から若者を集められる)僅かなエリアに限られます。

 

自地域の若者を流出させないためには、目標はさらに高くに設定する必要があり、外から若者が来るくらいまで地元の魅力を高めないといけない。

 

地元に居続けても、面白い同年代にたくさん出会うことが出来る!

 

そういった安心感を子供たちが抱けるような街にしていかないと、都会への流出は止まらないでしょう。

 

 

 

人を吸い上げられる側の遣る瀬無い気持ちを理解しつつ、それでも若者は都会をめざすという流れを変える施策はなかなか思いつかず…。