新型コロナウイルスの蔓延状況が第7波に移行しましたので、第6波までの状況をまとめたいと思います。
これまで死亡リスクの高い地方自治体は、大阪府、北海道、兵庫県の順でした、今回も変わらずでした。
とにかく、大阪を中心とする近畿圏の危機管理能力が低すぎる。
というのが、第6波の特徴です。
現在まで累計になりますが、第6波は今までで最も被害が大きくなりました。(近似直線が大きく上ズレした)
これまでの傾向として、高齢化率が高いと社会として感染症予防対策が徹底され、若年層が多い沖縄県(一番左)、東京都(左から二番目)では感染症対策の意識が緩みます。結果として、高齢者にも感染が広がり高齢者が亡くなりやすい。という相関があります。
第6波もこれまでもお伝えしてきたとおりの相関になりました。
しかし、近似直線よりも上に突出して離れている異常値を示している道府県がいくつかあります。
その地方自治体の人口構成(高齢化率)に対して、感染症対策の意識がゆるく、多くの死者を出してしまっている地方自治体です。
100万人あたりの死者が多い順としてのワースト順位は
ワースト1位 : 大阪府
ワースト3位 : 北海道
ワースト4位 : 沖縄県
高齢化率との相関近似線からの乖離率でのワースト順位は
ワースト1位 : 大阪府
ワースト2位 : 北海道
ワースト3位 : 兵庫県
ワースト4位 : 奈良県
となります。関西が酷い状況です。ちなみにワースト5位は京都府・・・。
なお、若い人が多い割に感染症対策が徹底されているという優秀な方で乖離率が最も大きい地方自治体は宮城県です。
東北地方は総じて優秀です。
さてそれでは、第6波単独ではどんな被害が出ていたかを見てみたいと思います。
高齢者にワクチン接種が進んでいた第5波(デルタ株)では、ワクチン接種が未完了だった第4波(アルファ株)よりも高齢化率の高い県での死者数が少なくなっていました(近似直線の傾きが急になった)。
しかし、第6波(オミクロン株)では、近似直線が第5波の傾きを維持したまま上にズレました。
ワクチン効果により、高齢化率の高い県での死亡者数を下げる効果は第5波に引き続き出ているものの、それでも感染症の蔓延状況が広がりすぎており、死者数は第6波だけで約1万3千人と、それまでの第1~5波の合計約1万8千人の7割に達する死者を出してしまいました。
さて、この第6波で最も死者を多く出してしまった府県はというと、ご察しのとおりです。
第6波の100万人あたりの死者数ワースト府県は
ワースト1位 : 大阪府
ワースト3位 : 京都府
ワースト4位 : 兵庫県
以上でした。
関西エリアの危機管理能力が低すぎます。
特に大阪府では累計で既に約1700人に1人が亡くなっています。
600戸ほどが入るタワーマンションがあれば、その中で1人は新型コロナウイルスにより亡くなっていることになります。
最も死者を出していないのは島根県で、約4万に1人の割合です。
日本の中でも、新型コロナウイルスの危険性は住むエリアによってこれだけ異なります。
第7波はどうなりますやら・・・。
第5波までのまとめ
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
第4波までのまとめ
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
第3波までのまとめ
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
第2波までのまとめ
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
以上