ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

234.2020年度国勢調査の速報

昨年の国勢調査の速報が出ました。


https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/kekka.html


人口は5年前に比べて0.7%減。


日本人だけで見ると約2%の減ですので、どれだけ外国人居住者の増によって、国内消費(表裏一体で国内労働力)が支えられたかがわかります。


ただし、今回の外国人居住者の大幅増加は、前回の国勢調査東日本大震災影響による外国人居住者の一部国外退去)の反動という側面もあるように思います。





一方、世帯数は4.2%の増です。


新築マンションを提供しているデベロッパーにとっては世帯数の増加は大切なポイントなのですが、人口が減っているにも関わらず世帯数が増えるということは、単身世帯が増えているということが挙げられます。


単身世帯の増加は主に2つの原因によります。


生涯未婚率の増加(若い世代の単身世帯増加)と、パートナーと死別した高齢者単身世帯の増加。


イギリスでは孤独対策に大臣が据えられているように、話し相手がすぐそばにいないという状況は、人間にとって極めて有害です。


あまり進んでほしい社会現象ではありませんが、デベロッパーとして社会から求められているアセットは、お一人様用の住居のようです。





個人的に、もう少し踏み込んで結果を見てみると、この5年間で世帯数が減った都道府県は、高知県秋田県長崎県山口県岩手県青森県でした。


次の5年では、日本人は更に減ります。


外国人労働力を積極的に取り込んでいる都市部と、あまり外国人居住が進まないエリアでは、次の5年の世帯数増減にも大きく影響が出てきそうだと考えています。


次の5年で世帯数が減少になる都道府県は更に増えることでしょう。


毎年100万戸の新築住宅が供給されている日本は、マクロ的にはこの世帯数の増加(新規需要)に支えられています。


一方、世帯数が減少に転じたエリアでは、いよいよ空き家をどう活用するか、空き家をどう滅失するか、目の前に迫る大きな課題となると思っています。


自分の経験をそういった社会課題の解決に使えないか。


考え中です。


以上