在宅勤務になって、まず増えたアイテムは業務用スマートフォン。
これは2年くらい前に支給されたものでしたが、「帰宅の際は、社内の鍵のかかるロッカー等に入れ、施錠保管すること」という携帯電話を携帯させたいのか否かわけのわからない社内規定で、家に持ち帰ったことを後で問われてもなぁ…と思いつつ、箱から出しもせずに、ずっとロッカーに入れっぱなしでした。
コロナ禍で、社内規定が緩和され、家に持ち出せるようになったので、使うことにしました。
次に増えたのが在宅用のノートパソコン。
これにより、家と会社のノートパソコンを背負っての往復がなくなりました。
続いて、タブレット。
これを支給されたことにより、本当に、いつでもどこでも仕事漬けになりました。
どんなところからでも資料確認ができ、指示を出せて、決裁もできて、会議出席も自由自在。
周辺機器では、自宅用に自費で購入した21インチモニター、Bluetoothイヤホン、など。
これだけデバイスの新規需要が増えれば、製造業は利益が出て当然ですよね。
他方、そういった在宅勤務グッズを負担した分、企業は他のコストを削らないといけくなります。
リモートワーク前提で社員に多数のデバイスを提供したのだから、企業が削るべきコストは、そう。オフィス賃料です。
オフィスに来ない前提で、リモートワーク体制を構築したのですから。
我々オフィスデベロッパーとしては、これから冬の時代に突入…?
もしもアフターコロナで、日本人がリモートワークを忘れ、オフィスに再集結するようなことがあれば、我々は助かりますが、今度は製造業が苦しみます。
一度、特需で増やしてしまった生産ラインは、買い替え需要が発生しないと重荷になります。
エコポイント特需でテレビ需要が伸び、その後の買い替え需要を見誤って過大投資してしまったシャープのように。
もし、日本人がリモートワークを前提に働くようになれば、製造業は引き続き高い需要(買い替え需要含む)に支えられますが、オフィスはガラガラに。
2年後の働き方は、どちらが優勢かなぁ。
以上