次男は1歳10ヶ月ですが、イヤイヤ期の真っ最中です。
我が家の子供の場合、イヤイヤ期は3人とも1歳後半から始まり、長男、長女は2歳中頃まで続きました。
下記のような行動特徴があります。
・服を頑なに脱いでくれない
・服を頑なに着てくれず裸で歩き回る
・自分の着たい服を自分で選ぶ(男の子の場合は毎日同じ服、女の子の場合はその日の気分)
・外出の時はいつでも長靴を選ぶ
・自分でやりたい遊びを選ぶ
・今やっている遊びから離れてくれない
・鉄道や車など興味のあるものが見られる場所から離れない(特に男の子)
・好きな食べ物だけを食べ、嫌いな食べ物は完全拒否
・お菓子など、好きな時間に、自分の欲しいものを要求する
・夜、いつまでも遊びたがり、なかなか寝ない
・自分の思いを言葉に出来ず、すぐに泣く、ひっくり返る、怒る・・・
・ヒートアップすると本人がなぜ泣いているのかを忘れて泣き続ける状態となり、最初の要求に近い回答を出してもまったく収まらなくなる(特に男の子)
総括すると、我が家では「慣性の法則が働く時期」「今の状況を継続したがる時期」と呼んでいます。
この現象は、語彙が増え、自分のやりたいことを伝えられるようになると自然と収まっていきます。
最初にイヤイヤ期の子供に直面した親は、かなり慌てます。
保育園に連れて行こうとしても、朝ご飯を食べてくれない。パジャマを脱いでくれない。服を着てくれない。
玄関に連れて行っても、「保育園に行きたくない」という態度でひっくり返り、靴を履いてくれない。
登園途中で、工事現場や鉄道敷きなどで引っ掛かり、こっちの時間はお構いなしで、その場から離れようとしない。
むりやり抱っこしてその場から引き離そうとすると、以前より重い(11~12kgくらい)。暴れる力が強い。大泣きされる。靴を履いているので親のスーツに泥がつく。
夕方は時間があるからと、帰宅途中はゆっくり本人のペースで歩くと、当然、家に帰れば夕飯を作る時間が遅くなり、「ご飯が食べたい」という態度で夕飯が出来るまでの間食を要求される。
夕飯を出せば、「これ要らない!」という態度。スプーンで口へ持っていくと、手で払い、嫌いな食べ物のお茶碗は、自分の前からずいっと遠くへ押し出す。たまにひっくり返す。
土日は公園から帰らない・・・。
本当に、かわいい、かわいい1歳中頃までの赤ちゃんはどこへ・・・?
という感じ。
それでも、親の心の整理としては、「寝ているばかりで何もできなかった2年前。食べ物を手でつかんで口へ運んでいた1年前。ようやく靴を履いて外をよちよち歩いていた半年前。そのころに比べて、ずっとできることは多くなっている。」と自分に言い聞かせるようにしています。
ややもすると、「ここまで出来るようになったのだから、子供が自分で出来ることを協力さえしてくれば、もう少しこちらも楽になるのに、なぜこの子は私に協力してくれないんだ!」という気持ちになります。
人間は不思議なもので、相手にやる能力がないとわかると腹も立たないのですが、相手に実行できる能力があることを知っていて、相手がその能力を発揮してくれないことには非常に腹が立ちます。サボタージュしているように感じてしまうからです。
でも、この時期の子供に対してそういう気持ちになった時、今一度思い返してみてください。
子供が出来るようになったことが多いからこそ、自分(親)に「出来るのにやってくれない!」という怒りの気持ちがわいてくるのです。
その気持ちは、子供がしっかり成長している証でもあります。
子供の成長の面をポジティブに捉えつつ、「本人にはやりたい気持ちがたくさん芽生えていて、親に一杯伝えたいことがあるのだけれども、言葉に出来なくて、自分の気持ちを表現できなくて、困っていて、その態度になっている(泣く、ひっくり返る、怒る・・・)。何とか理解してあげられると本人の気持ちも少しは楽になるのだろうな。」と、自分の目線を下げ、子供と目線をそろえて覗き込んであげてください。
「少しは気持ちが通じた」と、子供も楽になるかもしれません。(個人差があります)
この時期はいつまでもつづくものではありません。
語彙が増えれば、次第に消えていきます。
(2歳後半になると親への甘えの態度がどんどん表に出てきて「保育園に行きたくない!」と、登園拒否行動が出てくるなど、次の悩みが発生します)
最後に、イヤイヤ期対策のアドバイスとしては、この時期の子供を相手するとき、なるべく時間に余裕を持ちましょう。時間に余裕があれば、親の心に余裕が生まれます。
以上