次男は完全にイヤイヤ期に入った模様。
2歳のイヤイヤ期は、自分にやりたいことがあるのに、親や周辺がその要望に答えてくれない。という欲求不満の現れだと思っています。
ある程度、周りを観察する能力がついてきて、その時、その場所で、やりたいことがあるのにも関わらず、語彙が発達していないので伝えることが出来ないもどかしさ。
これが、2歳のイヤイヤ期の特徴。
親からされるがままだった『赤ちゃん』から、自分がやりたいことをきちんと伝えられる『子供』への移行期において、語彙が発達するまでに発生する難解な期間。
ちなみに次のイヤイヤ期は思春期で、何でも親が決めてくれていた『子供』から、自分で判断する『大人』へと移行する過程で、判断の自由という魅力と、判断の自己責任という重さで悩む期間。
こちらは体の発育(大人に近くなり、大人のように振る舞える)に、精神の発達(自己責任の重さを受け止められる)が追いつくまでのギャップがある期間だと思います。
どちらの期間も、親にとっても大切で、そろそろ次のステップに進む準備が整ってきた。と、子供から発信してくれるサインだと捉えるべきだと思っています。
次男は、周りへの興味、状況を観察する能力は高く、しかし、語彙の発達は長男長女よりも遅いです。
ようやくバナナを『バ!』と言ったり、どうぞを『どじょー』と言ったりできる程度。
この分かっていることは多いけれども、伝える能力が低い。という状態が、次男のイヤイヤ期スタートの早期化要因かもしれません。
この頃始まった次男の特徴あるサインは3つ。
右手の人差指を上にする、『もう一回!もう一個頂戴!』の合図。
両手を左右にブンブン振る、『イヤ!』の合図。
同じく首を左右にブンブン振る、『いや!』の合図。
どうしても自分の思い通りにならない時は、そっくり返って泣いています。
この時期、親にもし心の余裕と、時間があれば、しっかり横にいてあげて、落ち着きが出てきたところで代替案(ジュースの代わりに牛乳、お菓子の代わりにご飯、テレビの代わりに車のおもちゃ、など)を提示して、彼が何を本当はしたかったかの把握に努めながら、それが親として認められない場合は彼に我慢してもらうことを覚えさせるよう、じっくり向き合うことが次の成長につながります。
「ならぬものはならぬ」という対応だと、なかなか事は進展せず…。
思春期も多分求められる対応は同じですが、親が心に余裕を持って、子供に時間を割いてあげられるかどうか。
思春期は、強い承認欲求というというマズローの最終段階の欲求を認めつつ、「まだその責任は自分では負えないでしょう」という部分は適正な範囲で線引して、上手に伝える。
時間をかけて相手の話を聞き、相手を否定するのではなく、肯定しながら伝える。
完全にコーチングの世界なんだけど、これが難しい。
親も30代後半、40代になっていて、仕事で自分自身に余裕がなくなっている時期んだよなぁ…。
以上