昨日、とても面白い行動を観察できました。
お風呂から上がって服を着た次男は、自分のおむつが脱衣所に丸められていることに気づきます。
「あ、これは捨てないと」
と思った次男は、てくてく歩いて行っておむつを拾い上げ、台所の方へ移動。
突き当りで、左に行けば台所のゴミ箱。右に行けばおむつボックスがあります。
しばし考えた次男は、「こっちだ!」とばかりに右へ。
おむつボックスのボタンを押して蓋を開け、おむつを入れて、蓋を閉める。
そして、満足そうに「できた~。ほめて~。」と笑顔で駆け寄ってきました。
私も長男も「すご~い。よくできたね~。」と感心。
次男は笑顔笑顔で大変満足そう。
さて、この作業。
プログラムで考えるとかなりの場合分け作業です。
まず、そこにあるのは何か。
オムツと認識したうえで、それは使用済みの捨てるべきものか否か。
捨てるべきものとして、自分がやっていいかどうか(自分がやると褒めてもらえるかどうか)。
おむつは台所の生ごみ用ゴミ箱に捨てるべきか、おむつ用ゴミ箱に捨てるべきか。
さらに作業としては、直立二足歩行、かがむ、おむつを拾う、立つ、直立二足歩行、蓋を開け、捨てて、忘れずに蓋を閉める。
こんなことをやっています。
たった18ヶ月、みんなの行動を眺め、必死に学習した結果として、人間の脳はこんなにもたくさんの作業をこなせるようになっていました。
人間の脳は、たった0.5~1.0ギガバイトくらいの記憶容量しかないそうです。
フロッピーディスクの時代までなら、人間の脳の方が賢かったですが、CDロムの時代ではもう抜かれ気味で、今日においては人間の脳はかなり寂しい存在になりつつあります。
それでも、これだけのことがすぐに出来るようになるのですから、少ない記憶容量の中に、どれだけ効率的にプログラムを埋め込んで行っているかが分かります。
ディープラーニングは、1ギガバイト程度のメモリー容量ではわずかな学習も進まない。
以上