やはり、首都圏を止めるには『緊急事態宣言』しかなかったですね。
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緊急事態宣言によって、首都圏の人出はかなり減りました。
GOTOトラベルやGOTOイートで外出が推奨されている中で、企業も社員をもとのリズムで稼働させるようになっていましたが、みんなで一斉に止まるなら良いよ。という感じで年明けからは働き方をニューノーマルスタイルに戻した感がありますね。
ニューノーマルスタイルで生産性を上げるための業務フローを本気で作った方が良いように思いますが、社会全体がWEB会議などを受け入れていかないと、ある会社だけでは成立しない取り組みだから難しい。
さて、新型コロナウイルスのモデルは現在どのような再現になっているかと言えば、昨年のクリスマスに向けて、12月はみんなやりすぎでした。感染者は急増して当然の活動状況でした。
しかし、お正月の期間には都心の人出が減りましたので下記のとおり、お正月明けはPCR陽性者は減る予測でした。
GWやお盆も長期休暇で都心の人出が減れば、PCR陽性者が減っていましたので、今回もそうなると思っていました。
たぶん政府関係者や東京都もそう思っていたと思います。
しかし、実際にはお正月明けに激増してしまいました。
何が問題だったかと言えば、陽性率が上がった状態で正月を迎え、PCR検査数を減らしてしまったことくらいでしょうか。
このお正月に初めて、全国のPCR検査の1週間平均陽性率が10%を超えました。
親戚コミュニティでの感染、地元コミュニティでの感染を、私のモデルでは『0』と仮定しておりますが、これを正月期間だけ『1』にすると以下のような予測となります。
ちょうどファクターXとして置いている30%の行動相当分。ファクターXがこの1週間だけ消えていたようなものになります。
まあ、理由はこれだけではないと思いますが、正月期間はオフィスや満員電車、飲食店等での都心での感染ではなく、地元コミュニティでの感染が主たる感染ルートになってしまったと考えられます。
緊急事態宣言後、人出はある程度減っていますんで、「ファクターX」が健在のうちは順調にPCR陽性者が減るものと思われます。
今週の自粛状況が続けば、現在の推定では、ステージ4(東京で言うと、1日の平均PCR陽性者が500人程度)を下回るのは2月下旬の予測です。
その頃には、ワクチン接種もスタートしていることでしょう。
ワクチンが変異した新型コロナウイルスにも有効だと良いのですが・・・。
ウイルスだって生存競争の中で生き残ってきた存在ですからね。簡単には引き下がってくれないようにも思いますが、ワクチンに期待はしています。
東京都の感染経路不明者数は、後方7日移動平均で1月11日をピークに下落に転じています。
1月4日(月)からの行動変容。緊急事態宣言(を出すというアナウンス)が、見事に効いています。
それにしても、ピークには移動平均が1200人を超えました。行動を止めるタイミングが遅れたというのは否めないですね。第1波、第2波が波として認識できないくらい小さくなってしまった。
第3波だけを抜粋してみると、緊急事態宣言を受けて、確実に市中感染者が減ってきていることがよく分かります。効果は出ています。
第3波の致死率は2.0%で継続推移しています。
来週、再来週は、今週よりも多くの方が新型コロナウイルスにより命を奪われてしまうという予測になっています。
第3波の回復者は当初、PCR検査で陽性と見つかってから13日で退院すると仮定している当該モデルよりも早期に回復されていましたが、感染者が増えるに従って、退院が遅れる傾向が見られてきました。
感染者の急増に、医療側のリソースが間に合っていないように見受けられます。
とにかく、今のまま自粛を続ければ、2月7日は無理だけれども、2月下旬には日本全国のPCR陽性者の1日平均が2000人程度(首都圏がステージ4を下回るラインとほぼ同等)にまでは下げられる予測です。
1日平均2000人で、緊急事態宣言を解除していいのかどうかは、分かりません。
医療体制にもよるでしょうし、その時の致死率にもよってくるでしょう。
それでも、今政府が目指している水準には2月下旬頃には行きつく。
その希望は持ち続けて、緊急事態宣言下の生活を頑張っていきたいと思います。
以上