淡々と新規感染者数が増えています。
前回のブログ、7月12日時点で予測した感染者等の予測値についてその後の推移を負いたいと思います。(直近の週の行動様式が継続された場合)
東京都の必要病床数は8月10日前後に2500床を超え、東京都としては緊急事態宣言に類する処置を検討しなければならなくなる
7月19日時点:917床
(7月12日時点:580床)
8月上旬には7日中央移動平均が全国で3000人を超える。
7月16日時点:491人
(7月 9日時点:310人)
※モデルを後方移動平均ではなく、中央移動平均で作ってしまっているため、3日遅れます
さて、今週の傾向は?ということで、だいぶデータも蓄積されてきた行動自粛率係数(モデル採用値)をご紹介します。
先週に比べて、特に東京圏で行動自粛率指数が下がってきました(行動自粛している)。
ただ、新規感染者を増減なし(モデル上は赤点線)に持ち込むためには、まだまだ足りていません。
5月最終週の行動様式まで抑えるのは、今の雰囲気では至難の業なのでしょうね。
東京都の接触歴等不明者数も着実に増加中です。
来週には、第1波を超えることになります。
それでは、今週の行動様式が続いた場合のモデルです。
新規感染者
新規死亡者
新規退院患者
お分かりのとおり、第2波では、第1波のモデルとは傾向が異なっており、新規死亡者が新規感染者の増加に伴って、増加してこない傾向にあります。
これは、モデル上では2つのパラメータを調整する必要が出てきています。
第2波に合わせて、
①市中感染者の致死率を1.0%から下げる
根拠:第1波の時に比べ、医療ノウハウの蓄積により、対処マニュアル等が整備されたことにより、致死率が低下した
②市中感染者のうちPCR検査陽性発見率を20%から上げる
根拠:PCR検査の拡大により、日本でも感染者の早期発見率が上がっている
この辺のモデル調整は、少し時間がかかるので、4連休に気合を入れてやるかやらないか・・・。
最も望ましいことは、特効薬が発見され、この新型コロナウイルスが『ただの風邪』と言える存在になってくれることです。
それまでは、社会で何とかこのウイルスの蔓延をマネジメントすることが望まれます。
新規感染者予測についての過去のモデル予測
以上