以前に、それぞれの国家の方針と、今後の経済見通しを書きました。
doubleincome-triplekids.hatenablog.com
前回の分析後、日本は5月下旬に『①潔癖症チーム』の仲間入りができました。
そのため、東南アジアやオセアニアの『①潔癖症チーム』や、欧州などの『②ウイルスマネジメントチーム』との早期のビジネス往来復活の話なども出始めました。
しかし、7月中旬の今、日本はよく言って『②ウイルスマネジメントチーム』ですが、『③経済優先(破れかぶれ)チーム』に片足を突っ込み始めています。
ここから先、7月22日からGOTOキャンペーンを始めたら、完全に『③経済優先チーム もとい 破れかぶれチーム』の仲間入りです。
このチームには、アメリカ、ブラジル、ロシア、インドなどが含まれ、基本的には人が多く亡くなります。
※少なくともロシアとブラジルは過少に死亡者数を発表しているといわれています。アメリカが正確に発表しているとも限りません。もちろん政府発表の数字が当てにならないのは日本も同様ですが。
最も取ってはいけない戦略は、いったん『③破れかぶれ』戦略を採用してから、途中で『②ウイルスマネジメント』戦略に戻すことです。
これには、欧州やNYを見てわかるように、2~3ヶ月の強烈な都市封鎖が必要になります。
4月や5月の消費減少を上回る行動抑制を、2~3ヶ月程度かける必要が出てきます。
これをやるくらいなら、GOTOキャンペーンはやめて、何度も言いますが、今すぐに5月下旬の行動様式まで落とすことです。
それができれば感染爆発を抑え、何とか『②ウイルスマネジメントチーム』で踏みとどまれます。
7月20日月曜日以降、5月最終週の行動様式まで人の移動を抑制することができれば、下記のような将来予測になります。
※このところの推移は、新しい生活様式により、5月11日以降、▲5%程度ウイルスの感染スピードを落せていると仮定すると、最も相関性が高くなりますので、いつもとは違うグラフになりますがご容赦ください。
実は5月にこのブログを書いた際、友人からは「日本は秋には『③破れかぶれチーム』になっている気がする。」と言われました。
その時、私は「ここまで頑張ってウイルスを減らしたのだから、ちゃんと低水準でコントロールするのではないか?」と答えました。
私の政府に対する認識が甘かったようです。
どこまでも不合理に、一度はウイルスを減らすために経済を痛めつけ、今度はウイルスを増やして人命を失う。
どうしてこうなるのだろうか・・・。
せめて今からでも、5月下旬の行動様式まで人々の移動速度を下げることを政府にはご提案します。
ただし、万が一にも『③破れかぶれチーム』に踏み込むと決めたならば、アメリカやブラジルのように突き進むことです。
途中で引き返そうとすれば、『経済』も『人命』も2兎を失います。
以上