ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

067.家計調査の5月結果が出ました(▲16.2%)

4月のご報告もしましたが、我が家が3月からせっせと協力している家計調査の結果が出ました。

 

対前年で▲16.2%だったそうです。

 

4月の▲11.1%を下回り、大変な落ち込み方です。

 

マーケット予測の中では、4月よりは回復するだろう・・・というような予測が多かったのですが、経済専門家の言うことは当てになりませんね。

 

ちなみにGWに九州への帰省をとりやめた我が家の家計支出は、対前年減額幅で全国平均をさらに下回っています。

 

こういったことは、もしかするとそこらの経済専門家よりも、10年近く家計簿をせっせとつけ続けている主夫の方がずっと正確に予測できるのかもしれません。

(夫婦でお互いに出資している財布の管理のため、家庭として支出したお金は、結婚して以来ずっと記録し続けています。データとしては、かなり面白い分析ができるところまで、集積してきました。)

 

 

 

 

我が家が協力する調査期間は8月までですが、ちょっと先の話までしますと、8月の我が家の九州旅行計画はすべて断念しました。

 

長男の小学校の夏休みが3週間しかないこともありますが、駅や空港などになるべく子供を連れて行きたくないという防衛本能が働いています。

 

海は来年もありますが、小学生の学習の機会は、今を逃すと戻ってきません。

 

世田谷区の小学校の事例などにもあるように、小学校生が1人感染すると、学校全体の子供たちの学習機会を奪うことになってしまいます。

 

保育園もまた然り。

 

この1年は完全に『地域』が運命共同体化しているような感覚で、自分や周辺の人々の『良識ある行動』に、地域の各家庭の生活もかかってきてしまっている。

 

小学校が閉鎖になれば、子供達の学習機会が奪われるし、保育園が閉鎖になれば、親たちは仕事を休まざるを得ない。

 

そうやって考えると、この1年は『もしかすると周りに迷惑をかける可能性がある中で、あえて今やることなのか?』と自問自答しながら慎重に行動せざるを得ない状況です。

 

 

 

国は依然として行動拡大に向けて旗を振っています。

 

この家計調査結果、個人消費動向▲16.2%を見てしまえば、焦ってアクセルを踏みたくなる気持ちも分かります。

 

しかしその結果として、アメリカのフロリダやテキサスといった参考事例がすでに世界に転がっています。

 

たとえば、新聞報道によると5月最終週の消費支出だけとると、▲1.7%だったそうです。

 

062.東京都はどうやって新型コロナウイルスと付き合っていく気なのだろうか・・・

 

で記載したとおり、5月最終週の行動様式であれば、社会は継続可能なのです。私のモデル上は・・・。

 

強烈な自粛体制を敷くと▲10%を超える消費減少になることが分かった今だからこそ、さらに付け加えれば、5月下旬の行動様式なら消費支出が▲2%程度で済むことが分かった今だからこそ、すぐにでも行動様式を5月下旬(いつもの6割の行動様式)の水準に落とすことが適切です。

 

今は、国が言うような『行動様式を拡大』するときじゃない。

 

7月に粘りすぎると、8月のお盆と9月のシルバーウィークが、強烈な自粛要請期間になってしまう。

 

4月、5月に経験した消費支出▲10%超減を、8月、9月に繰り返すのは愚かだ。

 

これから1年、5月下旬の行動様式に落として消費支出▲2%減を続ける方が経済的なダメージは少ない。

 

 

 

現時点の行政判断としては、他の道府県への移動自粛を求めた小池都知事の判断の方が国の判断よりも圧倒的に正しい。

 

 

朝顔が咲いています。夏ですね。

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以上