さて今週に入って、対前週の行動拡大率の上昇がようやく落ち着きました。
地方都市では感染拡大前に比べて80%ちょっと、東京圏では70%ちょっと、大阪圏では70%切る程度の行動様式になっています。
なんと、新規感染者をほぼ0に抑えられている大阪圏の方が、東京圏よりもまだ慎重に行動できているのです。
東京圏の方が、新規感染者が増えつつあるにもかかわらず、行動拡大が止まらないといった現状が見えます。
さて、直近のデータを入れたモデル上では第2波の到来を予測しています。
東京都の再要請基準に照らせば、6月下旬から7月初旬には再要請がかかる予測になっています。
もし、皆さんが新生活様式を取り入れ、ウイルスの感染速度を3月時点よりも下げられていれば、7月中旬くらいまで持ちこたえられるかもしれません。
ここから先は、私の願いを書きます。
・当モデルが、ウイルスの拡大期においては精度が下がる可能性
・新生活様式の取入れにより、ウイルスの感染速度を3月までの80%程度に抑えられている可能性
こんな場合は、最悪のウイルスだ!という可能性は下記のとおりです。
・新型コロナウイルスは、気温が高温になると感染速度が落ちるといわれています。夏が到来した日本での感染速度が一時的に落ち、人々が安心して行動を拡大したところに秋が来て、感染が一気に拡大する。
もしこの戦略をウイルスが持っているとすると、極めて狡猾なウイルスであるといえます。
新規死亡人数の予想結果は以下のとおりです。
新規退院患者の予測は下記のとおりです。
節度を持った行動と、新生活様式を自分なりに、家族なりに楽しんで行きましょう。
以上