ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

032.新型コロナウイルスの今後の予測について

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新型コロナウイルスの感染者数予測モデル

 

さて、今回の新型コロナウイルスに対しての社会封鎖処置について、就業環境や業種間の補償等について議論されていますが、私は世代間の受益者と負担者の関係について述べたいと思います。

 

まず、人命が第一であることは言うまでもなく、ワクチンが開発されていないウイルスへの対策は、今も昔も『人の隔離』であったことは間違いありません。

 

では今回の隔離処置で、一番の利益を享受した世代はというと団塊の世代以上の高齢者。

 

致死率からいえば、この人たちを守るために社会全体が生産活動を抑えていることは言うまでもありません。

 

それでは最大の被害世代はというと、子供達です。

 

今回の隔離政策は、3月から『子供の動きを止めることで、社会全体の接触率を下げる。また、子育て世帯の一部を動けなくすることで、社会の生産活動を一部抑制する。』というものでした。

 

また、緊急事態宣言が出た4月からは『保育園や学童施設までを閉鎖し、子供の集団を社会から排除し、併せて子育て世帯を強制的に生産活動の現場から離れさせ、保育に従事させることで社会隔離の度合いを高める。』という政策です。

 

子供達は、生産年齢世代の生産活動を止めないようにするために、この期間、『教育を受ける権利』をはく奪されています。

 

ちなみにいうと、子供たちの次に被害を被っているのは子育て世帯だと思います。

 

子供を止めることで、大人の一部を生産活動の現場から引き抜く。という政策のとおりに現状なっていますので、生産活動の現場から、家庭内保育の現場に急遽戻された子育て世代は、かなり辛い状況に置かれています。

 

各世代がなるべく均等に負担しあう原則から言えば、20代の独身世代、50代の働き盛り世代がもう少し社会に協力し、自制した行動を行うことが求められていると思います。

 

(飲食店の問題とか、業種別にすれば、違う問題が噴き出てくるのは分かっていますので、あくまでも世代間の受益者、負担者の問題として書かせていただいています)

 

 

 

さて、私の仕事復帰時期も新型コロナウイルスの状況により、大きく前後するようになってしまいました。

 

そのため、このウイルスがどの程度の隔離処置を行えば、どの程度抑え込めるものなのか、とても関心があります。

 

冒頭のモデルは、日本の数を絞っているPCR検査体制において、本当の感染者の50%が検知できているものと想定し、感染者が次の人に感染させる確率を正規分布により与え、そこに社会隔離政策による感染係数(1人が何人に感染させるか)と、海外から持ち込まれる感染者の外部インプットを加味したモデルになります。

 

エクセルでの計算なので、パラメータの算定もいい加減なものですが、ある程度過去の事象は表現できていると思います。

(モデルのパラメータは4月8日のデータで算定しています)

 

このモデルを作っていて分かったことは、日本において、1月下旬の中国から持ち込まれたウイルスよりも2月末から3月中旬までの期間に欧米から持ち込まれたウイルスの方が、現在の蔓延にクリティカルな影響を与えたということです。

 

3月の感染係数を妥当な範囲で上げていっても、現在の蔓延状況は表現できず、外部インプット(海外からのウイルスの流入)をかなり与えて刺激しないと、今の状況にはなりません。

 

さて、4月7日の非常事態宣言が出てからの状況が気になるところですが、影響がはっきり表れるのは4月14日ごろから(モデル上は、一回下に落ちているポイント)。

 

ただし、現状では人と人の接触をそこまで下げられておらず(過去の期間と、現状の東京駅周辺の人員数から感染係数を推定している)、その後も患者数は伸び続ける。

 

そのため、日本における患者数が800人から1000人くらい(モデルだと4月20日ごろ)に達した時期に、政府は更なる強制的な社会隔離に打って出るのではないかと考えています(ヨーロッパの隔離政策に近い措置が行われれば、新規患者数は10日程度を経てピークアウトを迎える)。

 

最終的に4月20日に相当強い処置を取れれば、毎日1500人くらいの新規患者発生くらいでピークを迎えるのでは・・・と(ピークは5月上旬)。

 

その場合、患者数がコントロール下におけるのは6月中旬くらいではないかと・・・。

 

私の仕事復帰は7月からか・・・?

 

 

 

とにかく、社会全員の行動にかかっています。

 

自分の勝手なモデルより、もっと良い結果が来週あたりから現れてくれれば、それにこしたことはありません。

 

 

 

あくまでも自分の仕事復帰時期を計算したい者の勝手なモデルなので、こういう風に自分の仕事復帰を考えている子育て世代がいる。という程度に眺めてみてください。