育児休職に入る前、気の利く上司ほど、「せっかくの長期休暇なのだから、しっかりと仕事で得られる経験に替わる自己研さんを積んできなさい。」などと言って、参考図書や、成長期待分野の提示などを行ってくれます。
そりゃ時間が出来れば、英語でも資格試験でも教養の幅を広げることでも、何でもやりたいですよ。
でもね・・・。
育児休職期間は、通常の仕事など比べ物にならない、「予期せぬ事態」の連続なのです。まったく、自分の思い通りにはいかず、せっかく立てた予定も、子供が熱を出した、うんちが出た、寝てしまった、泣き止まない、などなどであっという間に崩れ去ります。
例えば育児休職13日目の日記
鼻水が昨日から止まらないので、耳鼻科に連れて行きました。
鼻水を吸われている間中大泣き。
確かに鼻にあんなもの突っ込まれたら、何事かと思うよなぁ。
医療費がタダというのはありがたいことです。
ところで、このところ読んでいるキッシンジャーの『外交』という本ですが、かなり面白い。
世界史を勉強したことがない分、すべての考察が新しい。
読み終えたら感想書きます。
前日、児童館に行ってリトミックに参加させたところ、とても楽しそうでした。毎日行こうかと考えていたところ、そこで風邪をもらったらしく、子供の体調が悪化しました。
こんなことが日常茶飯事です。良かれと思って連れて行ったのですが・・・。
なお子供が体調を崩すと、ずっとおんぶをして子守唄を歌って揺れていたので、ながら読書の「二宮金次郎スタイル」が定着しました。
例えば育児休職15日目の日記
午前中は児童館に乳児・幼児向けの体操?に。
午後は、必死に寝かせようとしたんだけど挫折しました・・・。
本日やろうと思ったことは何一つ出来ずに一日が終了。
育児なんてこんなものです。
0歳児、1歳児は、本当に思う通りにことが運ばないのです。(なお、2歳児は違う理由で思う通りにことが運びません。)
例えば育児休職19日目の日記
本日は母が手伝いに来てくれました。
午後2時間だけ母に子供を預けて喫茶店で読書。
至高の時でした。
大学入学で家を出てから、親に頼らずに生きていけると思っていました。
確かに、自分一人の時や、DINKSの時は、親に頼らずに生きていけました。
しかし、子供が生まれてみると、自分の親の助けが必要になります。
子育てにおいて、おばあちゃんの年齢は大変重要です。
若くして子育てを始めると、当然、おばあちゃんの年も若くなります。50歳前後のおばあちゃんの話を聞くと、本当に大切な子育て戦力としてフル稼働してくれています。
逆に、高齢出産になるとおばあちゃんも70代ということが少なくなく、自分たちもお疲れ気味、おばあちゃんもクタクタという辛い状況になったりもします。
子育てには、「自分たちが若い(体力がある)うちに」という考え方もありますが、「おばあちゃんが若いうちに」という考え方も重要です。