ダブルインカム トリプルキッズ blog

夫婦共働きの子育てを実践しながら、パパ育児の苦労と楽しさをご紹介します。

2.夫婦の家事分担

夫婦の最初の作業:家事の分担決めについて

 

結婚してから、まず初めに行う作業が、家事の分担決めです。

さらに、子供が生まれると、育児の分担決めも行われます。

 

この際、お互いに『この作業分担が公平である』という納得度が大切になります。

当然、当初想定よりも、作業量が多かった、少なかった、といった調整は出てきますが、最初に負担が女性に偏らないように、十分に話し合うことをお勧めします。

 

このタイミングでの女性に対してのアドバイスは、夫に対して不満を残さず、『公平な作業分担』について、納得できるところまで丁寧に話し合いましょう。

 

男性は一度合意した内容について、あとから「あの時は仕方がないと思ったから、『それでいい。』と言ったけれども、やっぱりヤダ。私がどれだけ大変かわかっているの?」といった、あとから『実は嫌だった』的なことを言われることを大変嫌います。

その当時の交渉に対して、当時、相手方に交渉能力がなかった(相手が無能だった)。と考えます。加えて、一度決めた合意を破棄することは、相手方に瑕疵がある。と思います。

結婚後、「家事の分担を見直したい。」という話が出る際に、男性は特段の生活環境の変化がない限り、『相手方に交渉能力がない』、『任務遂行能力がない』という頭で、話を聞き始めますので、『現在の家事分担が公平ではない』というフラストレーションを溜めて話を切り出した妻との会話が、うまく進むはずがありません。

 

最初のタイミングが重要です。

家事を知らない夫であるならば、なおさら徹底的に家事の行程を説明するなどし、所要時間、必要体力等を公平になるように話し合いましょう。

なお、『公平』と『平等』は違います。お互いの仕事内容、職種の違い、お互いの得意不得意等により、其々の家庭の『公平』はあると思います。一番大切なことは納得感です。

そして、家事分担の見直しのタイミングを最初に決めておくことも良いかもしれません。たとえば、「半年経ったら、お互いの家事の実績時間を比較して、分担を見直す。」と決めておくと、男性脳でも『当然分担の見直しがある』という頭になります。

 

 

この最初の話し合いで、男性側へのアドバイスもあります。

「それはやったことがない。」「得意な方がやるのが効率的。」「自分の方が重要な仕事をしている。」この3つの言葉は、絶対に出さないようにしましょう。

もしも、『やったことがない』から『やらない』のであれば、『一生やらない』ことになります。

『得意な方がやるのが効率的』は、確かにそのとおりですので、最終的には作業分担を決める際に重要な要素として出てきます。ただし、最初にこれを言ってしまうと、平均的な夫婦間ではほとんどの家事を女性の方が得意とした状態で結婚することが多いので、「お前がやれ。」と言っているのに等しい言葉になります。

最後に『公平』になるように作業を分ける時にだけ、『得意な作業』を頭の中で意識しましょう。

「自分の方が重要な仕事をしている。」・・・。本当にそうでしょうか?自己満足かもしれませんよ?相手のプライドを踏みにじるこの言葉は、絶対に口にしないようにしましょう。

 

 

以上、最初の話し合いの際のポイントをいくつか紹介いたしました。

次回は、家事能力の棚卸ご紹介します。